2014年度化学史研究発表会(年会)

2014年度年会ポスター日 時 2014年7月5日(土)・6日(日)

会 場 広島工業大学 広島校舎 201号室, 301号室 →施設案内・アクセスマップ
    〒730-0811 広島市中区中島町5-7 TEL:082-249-1251 FAX:082-249-2066

アクセス 広島駅より市内電車、広電バス、広島バス:
      紙屋町経由宇品行きで、袋町または中電前下車(100m道路平和大橋西詰南へ50m)

年会準備委員 金凡性会員(広島工業大学),市川浩会員(広島大学),隠岐さや香会員(広島大学)

主 催 化学史学会

プログラム

7月5日(土)
9:30  受付開始
9:55  開会の辞:会長挨拶
10:00〜12:00 一般講演
    座長:吉本秀之(東京外国語大学)
 森響一(不動岡高等学校)「アボガドロ数決定法の歴史とその意義」
 北原文雄(東京理科大学名誉教授)「コロイドの安定性をめぐる化学史」
    座長:菊池好行(総合研究大学院大学)
 山口真「1930年代の多原子分子の研究における東欧の科学者の貢献」
 黒田光太郎(名城大学)「電子顕微鏡その場観察による化学反応の研究事始め」
13:00〜14:00 特別講演
    座長:梶雅範(東京工業大学)
 廣田襄(京都大学名誉教授)「20世紀化学史の試み:『現代化学史』を書いて」
14:15〜17:15 シンポジウム「20世紀化学の国際的展開」
    座長:田中浩朗(東京電機大学)
 菊池好行(総合研究大学院大学)「水島三一郎をめぐる国際関係」
 古谷紳太郎(東京工業大学)「前期量子論の起点としての1911年第1回ソルヴェイ会議について」
 和田正法(東京工業大学)「1929年東京で開催された万国工業会議にみる日本の化学界」
 山口まり(東京大学大学院)「機器分析の国際展開:1930年から1950年代における気体電子線回折法」
 梶雅範(東京工業大学)「天然物化学において転換点を探る:眞島利行から1964年国際天然物化学会議へ」
17:30〜18:30 総会
19:00〜21:00 懇親会
懇親会

7月6日(日)
9:00  受付開始
9:30〜12:00 一般講演
    座長:新井和孝(放射線医学総合研究所)
 武山高之(京大アイソマーズ)「ドイツ化学史の旅(5) 1850年代および60年代のドイツ化学」
 河野俊哉(東京大学大学院)「東京大学理学部化学教室における化学教育の伝統とその影響:「化学史」科目の変遷をもとに」
 石田純郎(くつろぎ苑)「岡山医大 清水多栄教授医化学講義(1924-1925)の三木良定筆記の講義録」
   座長:和田正法(東京工業大学)
 三浦勇一((株)トクヤマ相談役)「岩瀬徳三郎と越智圭一郎—トクヤマにおけるアンモニアソーダ工業史」
 原宏(東京農工大学名誉教授)「乾性沈着研究の歴史」
13:00〜14:00 特別講演
    座長:市川浩(広島大学)
 山内正之(毒ガス島歴史研究所)「日本陸軍の化学兵器製造−大久野島毒ガス工場の実態−」
14:15 閉会の辞:副会長挨拶

7月4日(金)
13:20集合〜18:00頃 エクスカーション:大久野島「毒ガス工場」の跡を尋ねて(詳細は下記)
大久野島エクスカーション
19:00〜21:00 理事会・評議員会(広島工業大学広島校舎 301号室)

エクスカーション:大久野島「毒ガス工場」の跡地を尋ねて
 集合:7月4日(金)13時20分 忠海桟橋
(13時30分発の渡し船で大久野島に渡る予定です。遅刻された場合ご案内できなくなるので指定の時刻までに必ず集合下さい。)

広島県竹原市忠海(ただのうみ)の沖合3㎞に浮かぶ小島=大久野島は,かつて帝国「陸軍東京第二造兵廠忠海製造所」として,15年戦争期に日本陸軍が密かに化学兵器(毒ガス)を製造していた施設群が置かれていたところです。戦後,3千トンに及んだ残留毒ガスは米軍の指揮のもと廃棄され,施設もそのほとんどが解体され,1963年には全島が国民休暇村に指定されて,リゾート開発が進みましたが,いまなお島のところどころに遺跡が残っています。また,1988年には大久野島の史実を語り継ぐために「大久野島毒ガス資料館」がオープンいたしました。今回のエクスカーションでは,はなはだ交通不便なところではありますが,現地の平和教育ボランティア団体=「毒ガス島歴史研究所」のご協力を仰ぎながら,毒ガス資料館や発電所跡などの遺跡を巡ります。
 
アプローチ例
 東京から:8:20発「のぞみ209号」で新大阪着10:53/10:59発「さくら553号」で福山着12:01/12:09発JR山陽本線で三原12:43着
 新大阪から:10:59発「さくら553号」で福山着12:01/12:09発JR山陽本線で三原12:43着
 福岡から:博多10:29発の「のぞみ22号」で広島11:26着/11:44発の「こだま738号」で三原12:14着
 三原駅12:52発JR呉線で13:14忠海着。桟橋まで徒歩7分。13:20忠海桟橋で点呼
 渡し船13:30発→13:42大久野島着。毒ガス資料館&研究室跡、南部砲台跡、発電所跡などを見学
 帰途:大久野島フェリー16時42分、忠海16:55着。JR 17:12発普通で17:35三原、17:42三原発「こだま749号」で広島着18:05着
 (エクスカーション参加者で理事会・評議員会へ行く人は,タクシーで分乗して会場へ行く予定です)

★手荷物について:残念ながら、忠海の駅にも桟橋にもコインロッカーや荷預かり場はありません。荷物が大きい方は三原駅のコインロッカーにお預けいただくしか方法はないようです。

★エクスカーション参加希望者は,会誌2号綴じ込みの出欠ハガキで参加希望を知らせてください(6/25必着)。

エクスカーションの栞(pdf)

   *

一般講演申込締切 2014年2月22日(土)
    講演希望者は、葉書に、講演題目、氏名、所属、連絡先(郵便番号、住所、電話番号、
    E-mail Address)を記して、下記住所にお送り下さい。
    〒739-8521 広島県東広島市鏡山1丁目 7-1 広島大学大学院総合科学研究科 市川浩研究室気付 
    年会準備委員会

講演要旨締切   2014年3月22日(土)
    講演要旨は、会誌『化学史研究』で刷り上がり1頁に収まるよう、講演題目、講演者
     名、図・表、本文あわせて2000字以内(本文のみでは1900字以内)で書き、
    下記住所にお送り下さい。講演要旨は、できるだけワープロ書きで作成し、デジタルデータ
    (電子メール、CD-Rなど)とプリントアウトしたものを同時に提出して下さい。
    (*上記の分量を超える場合には書き直しをお願いすることもありますのでご注意くだ
     さい。)
    講演要旨の到着をもって講演申込手続きの完了とします。なお、要旨に関しては過去の
    『化学史研究』を参照し、講演内容を具体的に記すとともに文献も記載して下さい。
        要旨送付先 〒183−8534 東京都府中市朝日町3−11−1
              東京外国語大学 吉本秀之(気付)
              化学史学会編集委員会

 *なお、学生会員が発表される場合には、学会から総額10万円の範囲内で、交通費の実費もし
  くはその一部が支給されますので、申込の際にあわせてお申し出ください。