月: 2009年2月

テレビ番組情報(2009.2)

化学史・科学史に関係ある(と思われる)テレビ番組の情報です。 続きを読む »

【化学者の肖像1】マルセラン・ベルテロ(1827-1907)

Marcellin Pierre Eugène Berthelot, 1827-1907
berthelotm 有機合成と熱測定のパイオニアで,晩年フランスの科学振興に情熱を燃やした。化学史家としても著名である。研究上の最大の成果は,グリセリンと酸の反応によって天然物質である動物脂肪を直接合成できること示したことである。

写真は,マルセラン・ベルテロの息子,ルネ・ベルテロが1927年に東京帝国大学に寄贈したものである。(金城徳幸氏所蔵)

(ベルテロの著書には,邦訳として『錬金術の起源』内田老鶴圃新社,1973, 1984 がある。また伝記として,ブータリック『ベルトロオの生涯』東和出版社,1943 がある。)


*会誌第36巻第1号(2009.3)から転載。写真と文提供:金城徳幸会員。