2009年度総会報告
以下、会誌第36巻第3号(2009) 177-179頁に掲載された報告の抜粋です。
2009年度総会
2009年7月5日(日)13時より大阪大学豊中キャンパスにて開催。出席者33名,委任状33名,計66名で定足数(31名)を超えたので,総会として成立。
議長に亀山哲也会長,書記に田中浩朗理事を選出。亀山会長からの挨拶の後,梶雅範事務局長より以下の報告があった。
A 会務および事業報告
1.会員数動向(2009年3月31日現在)
個人会員 310名 *昨年から21名減
うち顧問1名,名誉会員3名,正会員295名,学生会員11名
賛助会員 9(23口) *増減なし
第一学習社(5),武田科学振興財団(5),和光純薬工業(5),内藤記念くすり博物館(3),金沢工業大学ライブラリーセンター(1),川合化学技術研究事務所(1),三共出版(1),東京教学社(1),肥料科学研究所(1)
維持会員 4(5口) *増減なし
住友化学(2),味の素(1),三菱化学(1),カネカ(1)
2.会誌刊行状況(2008年)
第35巻 第1号(通巻第122号) 2008年 3月5日発行
第35巻 第2号(通巻第123号) 2008年 6月25日発行
第35巻 第3号(通巻第124号) 2008年 9月20日発行
第35巻 第4号(通巻第125号) 2008年12月20日発行
3.役員会および行事の開催状況(2008年)
理事会 5回 (東京工業大学)
編集委員会 9回 (東京工業大学)
評議員会 1回 (東京工業大学)
総会 1回 (東京工業大学)
化学史研究発表会 1回 (東京工業大学)
化学史研修会 1回 (暁星学園中学・高等学校)
4.その他の事業
化学史学会公式ホームページの開設(https://kagakushi.org/)
会員名簿の発行
5.役員選挙と新役員
会誌第35巻第4号および第36巻第2号掲載の会告で通知した通り,次期役員(任期:2009年1月1日〜2010年12月31日)の選挙が行われ,新役員が決定された。また,理事の補充人事ならびに副会長と事務局長の選任もなされた。
以上の会務および事業報告は承認された。
B 会計報告
1.2008年度総会報告(2007年度決算)の訂正
梶事務局長より,2008年度総会で報告された2007年度決算(会誌第35巻第4号掲載)に誤りがあったため,次表(省略)の通り訂正したいとの報告があった。さらに,2007年度は学会基金から100万円(玉虫基金50万円,立花基金20万円,鶴田基金の一部30万円)を特別会計に繰り入れた旨,およびこの訂正については理事会・監事・評議員会の了解を得ている旨報告があった。
2.2008年度決算
梶事務局長より次表(省略)の通り,2008年度決算(2008年4月1日~2009年3月31日)について報告があった。なお,一般会計と特別会計を分けることによる会計処理の複雑さが先に報告した決算時の誤りの一因となったこともあり,2008年度決算から一般会計と特別会計を一本化することにした旨報告があった。
3.会計監査報告
八耳俊文監事より以上の決算は適正なものと認める旨報告があった。
以上の会計報告および会計監査報告は承認された。
C 議題
1.事業計画案
梶事務局長より以下の事業計画案が提案され,いずれも承認された。
A)従来からの事業
・『化学史研究』の刊行(年4回)
・研究発表会・総会の開催
・化学関係学協会など他団体との交流
・化学史研修会の開催
・学会ホームページの運営
なお,会誌第36巻第2号掲載の会告で通知した通り,投稿先の一時変更および投稿方法の一部変更を行った旨報告があった。
B)新規事業
・学会40周年(2013年)事業の検討(40年史の編纂,欧文刊行物の出版など)
2.2009年度予算案
梶事務局長より次表(省略)の2009年度予算案が提案され,承認された。
3.審議事項
A)学会賞内規の改定
梶事務局長より,学会賞に関する内規の改定案が提案された。審議の結果,一部修正の上承認された。
B)著作権に関する学会の指針
梶事務局長より,著作権に関する学会の指針を定めるため理事会で案を作成したが,評議員会での検討において種々問題が明らかになったので,本総会で承認を求めることはせず,理事会でさらに検討を続ける旨報告があった。また,この件について意見があれば事務局まで寄せてほしいとの依頼があった。
C)財政健全化の対策
梶事務局長より,財政健全化のため,維持会員・個人会員の増加を目指すことに加えて,会費納入用の振替用紙に寄付欄を設けて会員から寄付を募り,寄付者の名前を会誌に公表することを考えている旨報告があった。それに対し,会員から賛成意見および,匿名での寄付もできるようにしてほしいとの要望があった。
4.次期年総会の件
2010年7月3日・4日に明治大学(年会準備委員:吉田晃理事)で行うことが合意された。