シリーズ「科学史の名著」「化学史と私」の原稿を募集しています

2020年の会誌第3号から,新シリーズ「科学史の名著」と「化学史と私」の連載が始まりました。化学史学会編集委員会では,会員の皆様からこれら新シリーズの原稿を募集しています。

新シリーズの趣旨は,掲載開始時に会誌に掲載されましたが,以下に転載します。

「科学史の名著」
 この欄では「科学史の名著」(技術史、工業史を含みます)を対象とした書評を掲載します。「名著」の選択基準は執筆者に委ねられていますので、「私にとっての科学史の名著」というのがこの欄の意図です。研究を志し始めた時、あるいは研究を進めていく間に様々な著作・論文などに出会い、そこからさまざまな刺激を受けます。そのときの感動を少しでも共有できたらと新設したのがこの欄です。この欄のねらいは研究の感動を伝えることにあります。本誌の「紹介」欄とは異なり、古い作品も対象とします。

「化学史と私」
 化学史をやるさいに心がけていること,などを紹介してもらいます。執筆者の化学史への思いの一端が伝わり,また同時に化学史(学会)の面白さ・良さが伝わることをねらっています。
 執筆の際は,執筆者の横顔紹介として10個の共通質問を用意しました。ただし全て答える必要はありません。この話はぜひという「化学史ばなし」を期待しています。話題がいろいろあるときは複数回になってもよいと考えています。
 参考 「化学史と私」執筆者への10の質問
 Q1. 出身地 Q2. 出身高校 Q3. 出身大学 Q4. 職歴(1〜4で年齢をイメージを) Q5. 研究分野,研究テーマ Q6. 化学史に踏み込んだきっかけ,出来事 Q7. 化学史をやっていて感動した出来事 Q8. 化学史をやるさいに心がけていること Q9. お薦めの1冊 Q10. 趣味

原稿の区分としては,「科学史の名著」は「紹介」に,また「化学史と私」は「広場」に準ずるものとして扱います。分量に特に決まりはありませんが,長くなる場合は,複数回に分けて掲載することもあります。分量や形式については,すでに掲載された文章を参考にしてください。なお,これまでの執筆者は年齢が比較的高いと思われる会員が多いように感じられるかもしれませんが,若い方や学会に入って間もない方の原稿も大歓迎です。化学史学会会員の多様性を示すことも,これらのシリーズの目的となっております。原稿は,学会ウェブサイトの投稿フォームから送信してください。

多くの会員からの投稿をお待ちしています。