化学史・科学史関係 雑誌記事(専門誌以外)
化学史・科学史の専門誌以外に載った記事の情報です。現在、『サイエンスネット』『理科教室』『化学と教育』に掲載された最近の記事をリストアップしています。
『サイエンスネット』(数研出版発行)連載記事
- 総合的理科教育と科学史 -ケースヒストリーを活用した「理科基礎」の展開プラン- 山田大隆 第7号 1999年11月
- 総合的理科教育と科学史(2) -科学者伝による「理科基礎」科目の展開例(アインシュタイン)- 山田大隆 第10号 2000年11月
- ジェンナーは本当に自分の子どもで実験したのか 森田保久 第11号 2001年5月
- 理科教育における科学史の活用 杉山滋郎 第14号 2002年5月
- 小川正孝 -新元素「ニッポニウム」の発見者 梶雅範・吉原賢二 第19号 2003年11月
- 新科目「理科基礎」のゆくえ〜化学史学会・全国アンケートから 園部利彦 第20号 2004年5月
- 錬金術の基礎理解 大野誠 第21号 2004年9月
- 「原子と分子」の考え方とその成立過程に重点をおいた指導例 西條敏美 第23号2005年5月
- 合成化学物質の功罪 -DDTと有鉛ガソリンのたどった道- 古川安 第23号2005年5月
- 弱視の貴族科学者 ロバート・ボイル 吉本秀之 第24号 2005年9月
- 環境と化学の半世紀 -生物濃縮,オゾン層破壊,地球温暖化- 内田正夫 第25号 2005年11月
- ラヴワジエ夫人:化学革命の女神か? 川島慶子 第26号 2006年5月
- アンモニア合成 江崎正直 第27号 2006年9月
- 電気学の先駆者たち-西洋科学者の日本のふるさと- 西條敏美 第27号 2006年9月
- ラヴワジエに消された男?:ジョーゼフ・プリーストリ再考 河野俊哉 第28号 2006年11月
- 日本の化学のはじまり -人と風土- 芝哲夫 第29号 2007年5月
- 地球化学を生きた人:岡田家武 八耳俊文 第30号 2007年9月
- プルシアンブルー―その化学と教材としての意義― 日吉芳朗 第31号 2007年11月
- 隠された科学者―ロザリンド・フランクリン― 福岡伸一 第31号 2007年11月
- 化学技術と環境問題―水俣病と苛性ソーダ製造技術の転換― 亀山哲也 第32号 2008年5月
- 金星の太陽面通過-その観測記念碑を訪ねて 西條敏美 第32号 2008年5月
- Adolf von Baeyer と有機色素化学 中辻慎一 第33号 2008年9月
- GFP研究の歴史を紐解く 〜下村,Chalfie,Tsien 博士の偉業〜 宮脇敦史 第35号 2009年5月
- 『舎密開宗』からたどる,和名「塩酸」,「塩素」の名称の起源について 松川利行 第36号 2009年9月
- 科学史から何を学ぶか―ス・グラーフェサンデの実験を例に― 有賀暢迪 第38号 2010年9月
- ラヴォワジエと質量保存の原理 吉田晃 第43号 2012年5月
- 天文学者たちは何をみてきたのか 天文学と写真術,そして・・・ 田島俊之 第44号 2012年9月
『理科教室』(日本標準発行)連載記事
《時代を切り開いた科学者》
- 第1回 メンデレーエフ:科学元素の周期律を発見したロシアの化学者 梶雅範 2007年4月号
- 第2回 ダーウィン・進化論・『種の起源』 矢島道子 2007年5月号
- 第3回 ニコラウス・ステノ:化石の意味を見抜いた解剖学者 山田俊弘 2007年6月号
- 第4回 コペルニクス:地動説を提唱したポーランドの天文学者 水沢光 2007年7月号
- 第5回 ケクレが導いた合成時代の夜明け 徳元琴代 2007年8月号
- 第6回 ロバート・ボイル 吉本秀之 2007年9月号
- 第7回 ニュートン:近代科学の基礎を築いたイギリスの科学者 野澤聡 2007年10月号
- 第8回 プリーストリ:市民や環境のための研究をした自然哲学者 河野俊哉 2007年11月号
- 第9回 ジェームズ・ワットによる蒸気機関の改良 小林学 2007年12月号
- 第10回 オットー・フォン・ゲーリケ:力ずくで真空をつくった科学者 内田正夫 2008年1月号
- 第11回 野口英世:野口の生きた時代から見直す 恒川清爾 2008年2月号
- 第12回 アルバート・アインシュタイン:いかにして「奇跡の年」は起こったのか 小長谷大介 2008年3月号
- 第13回 高峰譲吉:タカジアスターゼ・アドレナリンと日米での活躍 岡田大士 2008年4月号
- 第14回 アレニウス:イオンから地球温暖化まで 山口真 2008年5月号
- 第15回 湯川秀樹:根本的解決にこだわった人 詫間直樹 2008年6月号
- 第16回 フランス旧体制下の「科学者」ラヴォワジエと近代科学成立 梶雅範 2008年7月号
- 第17回 遺伝学の父メンデルをめぐる5つの不思議 矢島道子 2008年8月号
- 第18回 リンネ:すべての自然物を体系づけようとした自然誌家 山田俊弘 2008年9月号
- 第19回 ガリレオ:望遠鏡による天体観測と宗教裁判 水沢光 2008年10月号
- 第20回 「魔法の弾丸」への追究と梅澤濱夫 徳元琴代 2008年11月号
- 第21回 医化学の改革者ファン・ヘルモント 吉本秀之 2008年12月号
- 第22回 エジソンの栄光と挫折 小林学 2009年1月号
- 第23回 18世紀最大の数学者オイラー:数学と科学と技術のつながり 野澤聡 2009年2月号
- 第24回 ジョン・ドルトン:近代原子論を提唱した市井の自然哲学者 河野俊哉 2009年3月号
- 第25回 気体分子への道を拓いたアヴォガドロ 内田正夫 2009年4月号
- 第26回 材料科学の先駆者・本多光太郎 科学者としての業績と評価 恒川清爾 2009年5月号
- 第27回 マクスウェル 19世紀物理学の巨人 小長谷大介 2009年6月号
- 第28回 北里柴三郎 第1回ノーベル賞候補 岡田大士 2009年7月号
- 第29回 ハッブル 膨張する宇宙の発見 山口 真 2009年8月号
- 第30回 福井謙一 フロンティア軌道理論の構築 詫摩直樹 2009年9月号
- 第31回 ウェゲナー 野外を愛した大陸移動説の提唱者 山田俊弘 2009年10月号
- 第32回 実験科学の天才 マイケル・ファラデー 恒川清爾 2009年11月号
- 第33回 マリー・キュリー 女性研究者としての苦悩 梶 雅範 2009年12月号
- 第34回 マリー・ストープス 植物化石研究から産児制限運動へ 矢島道子 2010年1月号
- 第35回 ファインマン 科学を学ぶ楽しさを教えてくれた物理学者 野澤 聡 2010年2月号
- 第36号 ジェームズ・プレスコット・ジュール 「エネルギー保存の法則」成立までの奮闘 小林 学 2010年3月号
- 第37回 ルイス ノーベル賞を受賞しなかった20世紀最大の物理化学者 山口 真 2010年4月号
- 第38回 科学と愛国心 パスツールの生涯 徳元琴代 2010年5月号
- 第39回 ヨハネス・ケプラー 惑星運動に関する3 法則の定式化 水沢 光 2010年6月号
- 第40回 ハンフリー・デーヴィ 科学コミュニケーションの先駆者 河野俊哉 2010年7月号
- 第41回 ブレーズ・パスカル 真空の存在と流体の平衡 内田正夫 2010年8月号
- 第42回 ヘンリー・キャベンディッシュ ニュートンの万有引力の法則を実験で証明した謎の科学者 恒川清爾 2010年9月号
- 第43回 オーム 「オームの法則」を生んだ科学者 小長谷大介 2010年10月号
- 第44回 ロバート・フック 技師にして科学者 吉本秀之 2010年11月号
- 第45回 長岡半太郎 日本から欧米を意識し続けた物理学者 岡田大士 2010年12月号
- 第46回 『地質学原理』の著者ライエル 過去の地球を探究する旅行者 山田俊弘 2011年1月号
- 第47回 ワトソンとクリック DNAの構造の発見への道 梶 雅範 2011年2月号
- 第48回 日本列島の地質構造を最初に明らかにしたナウマン 矢島道子 2011年3月号
- 第49回 ケルビン 19世紀最大の科学者が忘れ去られたわけ 野澤 聡 2011年4月号
- 第50回 フリッツ・ハーバーとカール・ボッシュ 大量生産と世界大戦の20世紀 内田正夫 2011年5月号
- 第51回 平炉法の発明者 ウィリアム・シーメンズ 科学と技術を融合させた技術者 小林 学 2011年6月号
- 第52回 ペニシリンをめぐるホジキンの闘い 徳本琴代 2011年7月号
- 第53回 中谷宇吉郎 雪の結晶に魅せられて 水沢 光 2011年8月号
- 第54回 レイチェル・カーソン 科学・文学・環境 河野俊哉 2011年9月号
- 第55回 トムソン 電子の発見 山口 真 2011年10月号
- 第56回 レオナルド・ダ・ヴィンチ 画家であるとともに技術者であり、科学者、哲学者であった 恒川清爾 2011年11月号
- 第57回 朝永振一郎 よき友・湯川とともに 小長谷大介 2011年12月号
- 第58回 レントゲン X線を発見して第1回ノーベル物理学賞に輝いた実験物理学者 和田正法 2012年1月号
- 第59回 杉田玄白 『解体新書』と「蘭学」の幕開け 岡田大士 2012年2月号
- 第60回 オットー・ハーン 栗原岳史 2012年3月号
『理科教室』(日本標準発行)連載記事
《測り方の科学史》連載 西條敏美
- 光の速さ 2008年2月号
- 光の波長、一般に電磁波の波長 2008年5月号
- 電子の質量と電荷 2008年7月号
- 原子内の電子数 2008年10月号
- 原子核の質量 2008年11月号
- 中性子の質量 2008年12月号
『化学と教育』((社)日本化学会化学教育協議会発行)
ヘッドライン 化学史研究の現在と化学教育 第55巻第6号(2007年6月)
- 酸・塩基・塩の歴史 内田正夫
- 18世紀化学史研究の現在–ジョーゼフ・プリーストリの事例をもとに 河野俊哉
- ロバート・ボイルの化学研究の現場 吉本秀之
- 再発見–ニッポニウムの真実 吉原賢二
- カローザースとナイロン–伝説再考 古川安
特集 実験および実験機器の化学史 第57巻第11号(2009年11月)
- 吉本秀之「錬金術から化学へ:器具と実験室の図像表示」『化学と教育』Vol.57, No.11, 2009, pp.498-501.
- 河野俊哉「ボルタまでの電気および電気実験の歴史」同上, pp.502-505.
- 梶雅範「ギーセン大学のリービヒと有機分析装置」同上, pp.506-509.
- 内田正夫「アーノルド・ベックマン:pHメータの発明者」同上, pp. 510-503.
ヘッドライン 「人物化学史」の現在 第63巻第2号(2015年2月)
- 「ニュートン錬金術」研究の現状 大野誠
- 自然哲学者としてのマイケル・ファラデー 河野俊哉
- メンデレーエフと周期律発見 梶雅範
- マリー・キュリーとラジウムの発見 川島慶子