「鉄の技術と歴史」フォーラムの公開研究発表会と講演会

(社)日本鉄鋼協会 環境・エネルギー・社会工学部会「鉄の技術と歴史」フォーラム

第15回公開研究発表会および「中国の青銅と鉄の歴史」刊行記念講演会 開催のお知らせ

 日頃フォーラム会員が取組んでいる日本古来の製鉄法と、その製品である和鉄・和鋼の加工法の歴史に関する問題、製鉄実験、社会経済的な問題など、またフォーラムの趣意書に見られる「日本における鉄の使用開始から近代鉄鋼業の確立に至るまで、歴史のすべての段階を世界的視野に立って研究する」ことを目指し、様々なアプローチの成果あるいは研究途上でも報告できる場として、また刺激的な講演会として好評な「第15回公開研究発表会」(平成22年(2010年)度冬季)を下記の通り開催いたします。
 今回は研究発表7件の応募があり、バラエティに富んだ報告と提供される話題を基に活発に議論し、研鑽することによって今後の研究を探る端緒を得ることが期待できると思います。
 また、かねてよりフォーラム内に研究会を設けて、翻訳・編集作業を進めてまいりました、「中国の青銅と鉄の歴史」(訳者:館 充、監訳者:渡部 武、神崎 勝、原著:『古代中国冶金』)が、2011年1月に刊行(慶友社)の運びとなりましたので、刊行記念講演会を併せて開催いたします。多数会員のご参加をお待ちしております。
★参加申込締切:2011年1月28日(金)
1.日 時: 2011年2月5日(土) 9:50~17:10
2.会 場: 千葉工業大学 新1号棟 3階 大教室
交通アクセス:JR総武線 津田沼駅下車 南口より徒歩5分 (東京―津田沼:総武快速線 約30分)
3.協 賛: たたら研究会 日本民具学会 日本鉱業史研究会 日本刀文化振興協会
産業考古学会金属鉱山分科会 製鉄遺跡研究会 トキ・タカ基金
4.プログラム(変更される場合があります。)
 9:50~10:00 開会挨拶
「鉄の技術と歴史」フォーラム 座長 高橋禮二郎
 10:00~10:40 小型たたら炉製鉄法を用いた鉄の生成におけるC+O=CO反応の化学親和力による解析
日本工業大学 田邊 潤
 10:40~11:20 中国山地の砂鉄を調べる-その性状と特性-
谷井 宏
 11:20~12:00 幕末期の福岡藩近代化に向けての鉄事業展開(コークス化時代への助走)
テツゲン(株)○池田恒夫, 新日本製鉄(株) 江頭秀起
 12:00~13:00 昼食休憩
 
 13:00~14:15 「中国の青銅と鉄の歴史」刊行記念講演会
中国の伝統農具調査10年間の回想 ―『中国の青銅と鉄の歴史』の出版を記念して―
東海大学 渡部 武, 妙見山麓遺跡調査会 神崎 勝
 14:15~14:55 「造り込み」と「Made in Japan」のコアのかたち
技術史研究家 佐藤 進
 14:55~15:35 戦後の日本造船史と函館ドックゴライアスクレーン
 酪農学園大学教職センター 山田大隆
 15:35~15:45 休 憩
 
 15:45~16:25 連続鋳造の展開
元新日本製鐵(株) 堀口 浩
 16:25~17:05 電気炉製鋼の発展
元大同特殊鋼(株) 矢島忠正
 17:05~17:10 閉会挨拶
運営委員 天辰正義
 17:30~19:30 懇親会(会場 新1号棟 20階 展望ラウンジ)
 
5.参加費: 発表会:2,000円、 懇親会:3,000円
(当日会場受付でお支払い下さい)
6.参加申込方法: 参加希望者は事前に氏名、連絡先、TELまたはE-Mailを明記の上、下記申込先にFAXまたはE-mailで申込み頂くか、こちらからお申込み下さい。→
7.参加申込締切日 2011年1月28日(金)

問合せ・申込先:
  「鉄の技術と歴史」フォーラム事務局
  千葉工業大学 工学部 機械サイエンス学科 寺島慶一
  275-0016 千葉県習志野市津田沼2-17-1
  FAX:047-478-0329 E-mail:keiichi.terashima@it-chiba.ac.jp

情報源:http://www.isij.or.jp/Bukai/Gakujutsu/EcoSha/102216.htm(首藤会員より情報提供)