第13回化学史研修講演会のご案内

kenshukai2016第13回化学史研修講演会を2016年8月20日(土)化学会館(東京・神田)で開催します。

日時 2016年8月20日(土) 13:00 〜 16:15
場所 日本化学会 化学会館  http://www.chemistry.or.jp/access/
〒101-8307 東京都千代田区神田駿河台1−5 公益社団法人 日本化学会
最寄駅: JR中央線・総武線 御茶ノ水駅(御茶ノ水橋口 徒歩3分)
地下鉄丸の内線・御茶ノ水駅(出口2 徒歩4分)
地下鉄千代田線・新御茶ノ水駅(出口B1 徒歩5分)

主催 化学史学会
共催 公益社団法人 日本化学会
後援 (公社)新化学技術推進協会,日本基礎化学教育学会,日本理化学協会,東京都理化教育研究会

プログラム
12:30 受付開始
13:00~14:30 黒田光太郎(九州産業大学 基礎教育センター)
「黒田チカの生涯 ― 女性化学者の先駆けの軌跡 ―」

日本で最初の女子大学生のひとりで、理学博士を2番目に授与された黒田チカ(1884~1968)は女性化学者の先駆けとして知られ、日本の有機化学の黎明期に紫根や紅花などの天然色素構造研究で業績を挙げた。2013年には認定化学遺産第019号として「女性化学者のさきがけ 黒田チカの天然色素研究関連資料」が認定されている。本講演では、佐賀に生まれ、女子高等師範から東北帝国大学で学び、女高師・お茶の水女子大学で教鞭をとり、理化学研究所で研究をつづけた黒田チカの軌跡をふりかえりたい。

14:45~16:15 川合智(川合化学技術研究事務所)
「プロセス技術開発と技術者倫理 ― 企業の論理と技術者倫理の相剋 ―」

化学プロセス技術者が遭遇する倫理的問題として、技術開発成果における企業と技術者の貢献度の対立、企業の利益追求と技術者の良心との葛藤、社会からの公益性の要求と対応力の限界等がある。技術改良における企業と技術者の対立事例、青色LEDの訴訟問題、水俣病と技術者、化学品製造と技術者の責務等について、プロセスに重点を置いて歴史と反省及び課題を述べる。問題解決のためには、技術者を初め、国民全体の教育と啓発、経営者・官僚・学者・政治家などの人々の本質理解のための努力も御願いしなければならない。

参加申込   葉書・ファックス・e-mailのいずれかにて、氏名・所属・連絡先を明記の上、下記にお申し込み下さい。
ただし、当日参加も可。
(1)申込先  〒352-8523  埼玉県新座市北野1-2-25 立教新座中学校高等学校 渡部智博宛
(TEL 048-471-6631、FAX 048-473-0455、 e-mail twatanab@nhss.rikkyo.ne.jp)
(2)締切   2016年7月22日(金)まで
(3)参加費  無料(資料代1,000円)
(4)その他  費用は、当日お支払い下さい。
希望者には、修了証を発行します。申し込みの際、その旨お知らせ下さい。