第10回化学遺産市民公開講座(2016)

第10回化学遺産市民公開講座 −彦馬の写真、ワグネルの陶磁器など−
日 時: 2016年3月26日(土) 9:30-12: 30
会 場: 同志社大学 京田辺キャンパス 恵道館2階203教室
(京都府京田辺市多々羅都谷1-3、日本化学会第96春季年会 S5会場)
主 催: 日本化学会化学遺産委員会
    化学史学会
共 催: 日本化学工業協会(予定)

化学遺産委員会では、平成21年度から化学関連の学術あるいは化学技術遺産
の中で特に歴史的に高い価値を有する貴重な史料を認定する『化学遺産認定制度』を
開始しこれまでの6回で33件をそれぞれ認定・顕彰した。平成27年度も前年度同
様に化学遺産認定候補を一般市民・会員諸氏より公募するとともに、委員会でも認定
候補として相応しいものを選定し、対象候補16件の調査・検証作業を行った。今回
の市民公開講座では、本年度第7回化学遺産として認定予定の具体的内容を紹介する。

プログラム
9:30-9:40 開会あいさつ (化学遺産委員会委員長、京大名誉 植村 榮 )
9:40-10:10 野副鐵男の化学遺産−非ベンゼン系芳香族化合物資料と化学者サ
イン帳(東北大学名誉教授・学校法人三島学園理事長 浅尾 豊信 )
10:15-10:45 高圧法ポリエチレン技術−第2次大戦中の日本での研究・工業化
は生きたのか−(日本化学会フェロー 田島 慶三 )
10:50-11:20 日本化学会初代会長久原躬弦と津山 (津山洋学資料館 下山純正)
11:25-11:55 Dr. ワグネルの一生と美しい「旭焼」 (東工大博物館 道家達将)
12:00-12:30 日本の写真化学の始祖・上野彦馬−幕末明治を撮った写真師(日大芸 高橋則英)
司会:亀山哲也(産総研名誉リサーチャー)

参加費: 無料。講演会資料代(予価)1,000円(当日徴収)。
申込方法: 当日参加もできます。詳しくは日本化学会のページをご覧下さい。