技術史シリーズ
会誌『化学史研究』の連載。1991年に始まり、現在も続いています。第28巻(2001)に亀山哲也氏によるこのシリーズの回顧があります。また、本連載の内容を元にして、化学史学会編『20世紀の日本の化学技術——21世紀が見えてくる』(TIC、2004)が発行されました。
第1回 寺田裕「高圧法ポリエチレン―その発見と開発の歴史― 」第18巻(1991): 221-231
第2回 木岡護・広瀬敬治・柏典夫「チーグラー触媒によるポリエチレンの製造法」第19巻(1992): 40-49
第3回 佐伯康治「合成ゴムの技術とその工業 」第19巻(1992): 267-281
第4回 城島俊夫「尿素肥料の開発の歴史 」第20巻(1993): 161-200
第5回 川合智「硝酸製造技術の歴史―工業物理化学の視点から―」第20巻(1993): 259-282
第6回 田中直「石油脱硫技術の歴史をめぐって 」第21巻(1994): 60-69
第7回 太田静行「うま味調味料の歴史 」第21巻(1994): 186-202
第8回 佐藤正弥「ポリ塩化ビニリデンフィルムの社会史 」第21巻(1994): 234-249
第9回 江崎正直・大谷真夫「メタノール合成技術」第21巻(1994): 250-277
第10回 佐伯康治「企業における研究開発 ―ポリマー企業を中心にして―」第21巻(1994): 333-344
第11回 江崎正直「アンモニア合成技術(I)」第22巻(1995): 15-49
第12回 刈米孝夫「合成洗剤の歴史」第22巻(1995): 114-126
第13回 大場健吉・武井玲子「環境間題からみた合成洗剤の技術開発史」第22巻(1995): 127-141
第14回 江崎正直「アンモニア合成技術(II)」第22巻(1995): 197-225
第15回 上仲博「1-アミノアントラキノン製造法の変遷―日本における無公害型製造法の開発―」第22巻(1995): 288-299
第16回 江崎正直「アンモニアの合成技術(III)」第23巻(1996): 15-53
第17回 佐藤正弥「国産技術によるポリ塩化ビニリデン樹脂の製造・加工の企業化」第23巻(1996): 235-250
第18回 徳田晉吾・勝村龍雄「日本における苛性ソーダの製法転換とその社会的背景」第23巻(1996): 311-331
第19回 佐藤公彦「旭硝子イオン交換膜法食塩電解技術の開発」第24巻(1997): 148-156
第20回 砂川茂「ヨウ素生産の歴史」第24巻(1997): 281-294
第21回 大庭成一「日本の写真工業の発展史 I ―感光材料― 」第25巻(1988): 1-19
第22回 上仲博「住友化学グループにおけるm,p-クレゾールの工業的製造法の開発」第25巻(1988): 126-138
第23回 安部田貞治「日本における新染料開発の歴史」第25巻(1988): 139-145
第24回 大庭成一「日本の写真工業発展史 II ―感光材料―」第26巻(1999): 2-9
第25回 大庭成一「日本の写真工業発展史 III」第26巻(1999): 142-151
第26回 大庭成一「日本の写真工業の発達史IV ―感光材料―」第27巻(2000): 65-73
第27回 山中信夫「日本における燐酸製造プロセスの変遷」第27巻(2000): 156-168
第28回 籏崎由記「ヨウ素利用の歴史―ヨウ素系殺菌・消毒剤の歴史―」第27巻(2000): 197-209
第29回 上仲博・江崎正直「インジゴ合成技術の歴史 」第31巻(2004): 195-214
第30回 宮本真樹「日本の塩化ビニル樹脂工業の歴史(1) 」第31巻(2004): 279-296
第30回 宮本真樹「日本の塩化ビニル工業と技術の歴史(2)」第32巻(2005): 20-31
第31回 宮本真樹「日本における水銀法電解ソーダ工業技術の歴史(1)」第32巻(2005): 235-245
第31回 宮本真樹「日本における水銀法電解ソーダ工業技術の歴史(2)」第33巻(2006): 15-27
第32回 宮本真樹「メタノール製造技術の歴史―海軍法の系譜を中心に」第34巻(2007): 19-39
[参考]
- [年会特集]亀山哲也「20世紀の日本の化学工業:「技術史シリーズ」を振り返って」第28巻(2001): 136-8
- 化学史学会編『20世紀の日本の化学技術——21世紀が見えてくる』(TIC、2004)