2020年度化学史学会年会(オンライン開催)

2020年度の化学史学会年会は,当初,広島大学東広島キャンパスで開催する予定でしたが(当初の予定はこちら),新型コロナウイルス感染拡大のため,オンライン開催に変更されました。新たなプログラムは以下の通りです。


日 時 2020年7月4日(土)、5日(日)
会 場 Zoomによるオンライン開催

参加費 無料(会員)
*今回は,非会員の方は原則として参加できません。年会参加希望の方は,入会をお願いします。

参加申込方法  締切:6月30日(火)当日まで申し込み可能です
 年会参加申込フォーム(要ログイン)から申し込んでください。後日折り返し,Zoomで参加するために必要な情報をメールでお知らせします(Zoomの使い方はこちらを参照ください)。なお,そのフォームにアクセスするには,会員専用ページを利用するためのユーザー登録が必要です。そのために必要な情報を今年度会費請求書とともに各会員へお送りしているはずですが,手元にない方は学会事務局までご請求ください。

プログラム

7月4日(土)

9:55 開会の辞:会長挨拶

10:00-12:00  一般講演

  座長:菊池好行(愛知県立大学)

 東  徹「宇田川榕菴における化学へのアプローチと温泉の泉質分析」

  座長: 内田正夫(立教大学)

 原  宏(東京農工大名誉教授)「日本の「酸性雨対策調査」」
 滝口泰之(千葉工業大学)・山口達明「戦前の我が国おける核酸化学研究」
 山口 真「F.ラゼッティとラマン分光」

13:00-14:00  特別講演   座長:大野誠(立正大学)

 若尾祐司(名古屋大学名誉教授)「ロベルト・ユンクの日本とヒロシマ—1940~1993年」

14:10-16:40  シンポジウム「やっかいな随伴者:世界史における放射線、放射性物質の扱われ方」

  座長:和田正法(三重大学)     

 北村陽子(名古屋大学)「世界大戦期ドイツにおける戦場医学とX線」
 市川 浩(広島大学) 「1950年代ソ連における放射線影響研究」
 小島智恵子(日本大学)「フランスにおける放射性廃棄物再処理の歴史」
 和田喜彦(同志社大学)「アメリカのウラン鉱山・製錬所とナバホ先住民居留地」

16:50-17:20  一般講演   座長:菊池好行(愛知県立大学)

 ヴィクトリア・リー(オハイオ大学)「アフラトキシンと麹菌の分類学史」

17:30-18:30  会員集会

7月5日(日)

9:30-10:00  一般講演   座長:田中浩朗(東京電機大学)

 武山高之(元・東レ) 「産学共同医療用具開発事例(1)高機能透析膜」

10:00-12:00   シンポジウム「化学企業における経営と研究」

  座長:堤 憲太郎(科学史技術史研究所)

 大野 誠(立正大学)「趣旨説明」
 楠 正夫(トクヤマ) 「企業経営と研究開発」
 鎌倉夏来(東京大学)「日系化学企業における研究開発機能の空間的分業に関する経済地理学的考察」
 平野恭平(神戸大学)「化学産業・化学企業をめぐる経営史研究の現状と展望」

13:00-13:30 一般講演   座長: 田中浩朗(東京電機大学)

 山口まり(日本大学)「それははたして原子像なのかーミュラー型放射顕微鏡によるバリウムの観察」

13:30-16:00    シンポジウム「科学史における図像」

  座長:古川 安(総合研究大学院大学)

 田中祐理子(京都大学)  「原子の可視化・再考:理論負荷性から直観の復権へ?」
 橋本毅彦(東京大学)   「L.ポーリングとW.L.ブラッグの分子構造研究と視覚表現技法」
 河野俊哉(東京大学)   「『舎密開宗』周辺の図像とラヴォワジエ前後の西欧化学史」
 吉本秀之(東京外国語大学)「化学文献における図像:中世からラヴォワジェまで」

16:05  閉会の辞:副会長挨拶