クラウドファンディング「科学史を未来へ繋ぐ」理化学研究所資料修復・保存プロジェクト」
新井理事より,理化学研究所が行っている歴史資料保存のためのクラウドファンディングの情報を頂きましたので,会員の皆様にお知らせいたします。ちなみに,化学史学会では2010年に理化学研究所で化学史研修会を開催したことがあります。(事務局)
「科学史を未来へ繋ぐ」理化学研究所 資料修復・保存プロジェクト
目標金額10,000,000円
寄付募集締切:2022年9月30日
プロジェクト本文:
理研が保管する資料を修復・保存し、貴重資料を未来へ繋ぐために
論文や研究成果品、研究者ゆかりの資料、研究所の特許、運営に関する資料など。理研では、日本の科学史上とても有益で貴重な資料を収集・保管しています。
大正期からの資料の中には脆弱な素材のものも多く、劣化が進んでいるのが現状です。また保存環境も決して十分とは言えず、せっかくの貴重な資料も、人目に触れる機会なく静かに保管されている状態です。
資料を安定的に保存・活用するために現在、施設の改修計画も進んでいますが、改修には莫大な費用と時間が必要です。劣化した資料は早急な処置を必要とするものが多く、時間は待ってくれません。
もちろん毎年、修復費用の確保に努めていますが、限られた予算の中から捻出される費用では、膨大な資料のうちごく一部の資料しか修復が進められないのが現状です。
そこで私たちは一刻も早く、少しでも多くの資料を適切に修復するために、理研として初となるクラウドファンディングによって、資料を修復・保存するプロジェクトを発足することにいたしました。
理研の歩んできた足跡を未来へ繋ぐため、修復に必要な費用のご支援をお願いする次第です。研究所の活動を応援してくださる皆様からの、ご賛同・ご寄附を、何卒よろしくお願い申し上げます。
プロジェクトサイト(READYFOR):