2023年度化学史学会年会

日 時 2023年7月8日(土)、9日(日)
会 場  一橋大学一橋講堂
https://www.hit-u.ac.jp/hall/ 
    〒101-8439 東京都千代田区一ツ橋 2-1-2 学術総合センター2階
     地下鉄神保町駅から徒歩4分、地下鉄竹橋駅から徒歩4分 →行き方(周辺地図)

開催方式 ハイブリッド方式(対面参加とオンライン参加のどちらでも参加可能)

主 催 化学史学会
後 援 公益社団法人 日本化学会
年会準備委員会委員長:吉本秀之理事,年会準備委員:山口まり理事

参加費 3000円(学生1000円)※一般公開プログラム(基調講演・特別講演・シンポジウム)のみの参加は,参加費無料です。
※対面参加の方は、当日会場の受付にて現金でお支払いください。
Zoom参加を選んだ方は,2023年6月30日までに参加費(正会員3000円,学生会員1000円)を下記振替口座まで送金してください。7月3日頃,参加費の入金が確認できた方に,事務局より上に入力されたメールアドレスへZoom参加用URLをお知らせします。もし,数日を過ぎても届かない場合は,問い合わせフォームでご連絡ください。
振替口座:00180-0-175468 加入者名:化学史学会

懇親会費 5000円(学生2000円)
※懇親会を申し込まれた方は、当日会場の受付にて現金でお支払いください。

参加申し込み 本ページからのオンライン申し込みのみとなります次のフォームのどちらかを選択し,送信してください。

年会参加申込締切 2023年6月29日(木)

★年会参加申込を締め切りました。対面での参加をご希望の方は,当日,会場の受付にお越しいただけますと,参加できます。

プログラム 

開会の辞および一般講演の開始時刻を当初予定より25分繰り下げました(2023年6月26日)。

2023年7月8日(土)

9:05            受付開始

9:509:55      開会の辞:会長挨拶

9:5512:00    一般講演(1

   座長:大野 誠(愛知県立大学名誉教授)

澤井優花 (一橋大学大学院)           「カールスルーエ国際会議での議論の再検討:化学量論と構造論の側面から」

長谷川健司(東京外国語大学大学院)    「『人新世』のアルケオロジー:ドクチャーエフの土壌研究からヴェルナツキイの生物地球化学へ」

   座長:和田正法(三重大学)

醍醐龍馬、沼田ゆかり(小樽商科大学) 「榎本武揚の化学者的特性-「石鹸製造法」を中心に-」

滝口泰之(千葉工業大学)             「明治初期の駒場農学校における化学教育2」

熊澤恵里子(東京農業大学)           「欧米農学導入期における農芸化学」

 

12:1012:50   評議員会

 

13:1015:15 一般講演(2

   座長:古川 安(総合研究大学院大学)

武山高之(元・東レ)                 「産学共同医療用具開発事例(3)心臓血管系」

中辻慎一(兵庫県立大学名誉教授)   「Karl ZieglerとMülheim/Ruhrの化学史跡について」

原 宏(東京農工大学名誉教授)     「大気化学の歴史(4)Christian Jungeの再評価」

   座長:菊池好行

Yona Siderer (Edelstein Center, Hebrew University of Jerusalem) “Professor Shin Sato (1928-2022), Physical Chemist and My Teacher for 50 Years”

山口達明                           「”混成軌道”はもう止めたら?:論評「化学教育」」

 

15:2016:20「化学史研究の半世紀:回顧と展望」(5                     一般公開プログラム

   座長:新井和孝(日本化学会化学遺産委員)

齊藤正巳                         「科学技術の急速な進歩-人類の未来への期待と不安」

後藤達乎                         「化学物質・製品の安全性史 (回顧と展望)」

 

16:3017:30    基調講演Keynote lecture(英語)            一般公開プログラムOpen to the Public

   座長:菊池好行(愛知県立大学)

David Cole (CEO of the Science History Institute, USA) “Restoring the ‘Objects’ of Chemistry: Pedagogical Rationales and Strategies for Re-Integrating Historical Chemical Artifacts into Museum Exhibitions”

 

17:4018:30    総会 →議題および委任状提出はこちらへ

18:4020:00    懇親会 

2023年7月9日(日)

9:05            受付開始

9:1010:00一般講演(3

   座長:渡部智博(立教新座中学校高等学校)

山中千尋(名古屋工業大学)           「文部省自然科学研究奨励費発足の背景」

黒田光太郎(名古屋大学名誉教授)     「黒田チカ資料の化学遺産認定から10年を経て」

 

10:0011:00 「化学史研究の半世紀:回顧と展望」(6                 一般公開プログラム

   座長:新井和孝(日本化学会化学遺産委員)

後藤幸平(後藤技術事務所)           「宇宙開発からのポリイミド:高性能材料から機能材料に至る半世紀の技術開発の歴史」

平野恭平 (甲南大学)                「化学繊維産業史の到達点と現在」

 

11:0511:50 特別講演                                     一般公開プログラム

   座長:大野 誠(愛知県立大学名誉教授)

亀山哲也(元化学史学会会長)               「化学史研究会の発足」

 

12:5014:20 「化学史研究の半世紀:回顧と展望」(7                一般公開プログラム

   座長:内田正夫(獨協大学)

若林文高(国立科学博物館名誉研究員) 「科学・技術分野の遺産活動」

新井和孝(日本化学会化学遺産委員)    「高峰譲吉研究の半世紀と現在」

松本邦男(神奈川工科大学名誉教授)    「日本初の抗生物質・ペニシリンの開発史を振り返る」

 

14:3018:30   Symposium A Half-Century of the History of Chemistry: Past, Present and Future” co-organized by the Japanese Society for the History of Chemistry (JSHC) and the Commission on the History of Chemistry and Molecular Sciences (CHCMS), IUHPST/DHST Open to the Public

   Chair and moderator: Yoshiyuki Kikuchi (Aichi Prefectural University, Japan)

14:30-17:35   Part I: Presentations

Alan Rocke (Case Western Reserve University, USA) “After Fifty Years, So Much Learned, but So Much Still to Learn: On the Laws of Combining Gas Volumes and Atomic Heats”

Mari Yamaguchi (Rikkyo University, Japan) “On the Instrumental Revolution in Chemistry: Retrospect and Prospect”

Karoliina Pulkkinen (University of Helsinki, Finland) “Integrating History and Philosophy of Chemistry: The Case of Bonifatii Kedrov and History of Chemistry in the Soviet Union”

Masanori Wada (Mie University, Japan) “History of Chemical Engineering in Japan: From the Establishment of a Society to Overcoming Environmental Pollution”

Brigitte van Tiggelen (Science History Institute, USA) “Hidden Figures? Why We Need More Histories of Women in Chemistry but Also New Narratives for the History of Chemistry”

Yasu Furukawa (The Graduate University for Advanced Studies [SOKENDAI], Japan) “A Century of Women Chemists in Japan: A Historical Perspective on Gender and Chemistry”

17:40-18:30   Part II: Roundtable with all the panelists and David Cole, followed by open discussion

18:3018:35  閉会の辞:副会長挨拶

   *

一般講演申込締切 2023年2月11日(土)
講演希望者は、化学史学会公式サイト( https://kagakushi.org/) の一般講演申込フォームから申し込んで下さい。(旧来の方式がよい方は、葉書に、講演題目、氏名、所属、連絡先(郵便番号、住所、電話番号、E-mail Address)を記して、学会事務局宛にお送り下さい。)

一般講演申込期間は終了致しました。

講演要旨締切   2023年3月11日(土)
講演要旨は、会誌『化学史研究』で刷り上がり1頁に収まるよう、講演題目、講演者名、図・表、本文あわせて2000字以内(本文のみでは1900字以内)で書き、化学史学会公式サイト( https://kagakushi.org/) の投稿フォームから投稿して下さい。
(郵送方式、すなわち、CD-ROM等でデジタルデータを付して、印刷物を事務局に郵送する場合も不可とはしませんが、できるだけサイトの投稿フォームからお願いします。)
(*上記の分量を超える場合には書き直しをお願いすることもありますのでご注意ください。)
講演要旨の到着をもって講演申込手続きの完了とします。なお、要旨に関しては過去の『化学史研究』を参照し、講演内容を具体的に記すとともに文献も記載して下さい。

2023年度化学史学会年会シンポジウム「化学史研究の半世紀:回顧と展望」発表の追加募集

 学会創立50周年事業の一環として2022年度の年会からシンポジウム「化学史研究の半世紀:回顧と展望」が始まりました(このシンポジウムの趣旨については、『本誌』第48巻第3号(2021): 54を参照してください。)。理事会はこの企画を2023年度・24年度も継続することを決めました。せっかくの記念事業ですから、一人でも多くの会員がこのシンポジウムで発表されることを望みます。2023年度のシンポジウムについて発表者は内定しておりますが、さらに3件の追加募集を行います(超過した場合は2024年度へ繰り越し)。

 発表を希望される方は、上記の一般講演の方式に準じて申し込んでください。なお、発表要旨の分量は一般講演の2倍とします。申し込み期日、発表要旨の提出期限は一般講演と同じです。