月: 2012年3月

サイエンス・カフェ「科学史サロン2012」

趣旨:ローマ神話の「ヤヌス」は2つの顔を持っていたと言う。片や過去を見つめ、片や未来を見つめた顔だったのであろう。科学史を語ることは過去の科学や技術の発展を見つめることによって、今後の科学や技術の発展の行く末を見通すことになるのではないでしょうか。そのような想いで、談論風発のサイエンス・カフェを企画いたしました。多くの方々にご参加頂き、自由に話し合っていただきたいと願っています。

場所:東京工業大学、南8号館、509号室 ←変更しました(4/9)
主催:東京工業大学 国際高分子基礎研究センター

スケジュール:
1. 4月20日(金) 17:00-19:00
 武山高之(京大アイソマーズ)「ドイツ化学史の旅 II」

2. 5月25日(金) 17:00-19:00
 堤 憲太郎(元セントラル硝子)「フッ素化学の発展史」

3. 6月29日(金) 17:00-19:00
 前田邦宏(元日立製作所)「セラミックスの開発史」

4. 7月20(金) 17:00-19:00
 田中浩朗(東京電機大学)「日本の毒ガス戦を振り返る」

5. 9月28日(金) 17:00-19:00
 弓削 耕(化学工学会 SCE Net)「いろはカルタで技術者倫理を語る」

情報源:金城会員

『化学史研究』第39巻第1号(2012.3)

会誌『化学史研究』第39巻第1号(通巻第138号)が発行されました(2012.3.15発行)。

目次

[論文]古川安「繊維化学から高分子化学へ―桜田一郎と京都学派の展開―」第39巻(2012): 1-40

[論文]宮地英敏「猪苗代水力電気と輸入碍子―近代日本における碍子国産化の背景―」第39巻(2012): 41-49

[紹介]大野誠「石橋悠人『経度の発見と大英帝国』」第39巻(2012): 50

[紹介]園部利彦「Beyer,THE GREATEST SCIENCE STORIES NEVER TOLD;Ellyard,WHO INVENTED WHAT WHEN 」第39巻(2012): 51

[紹介]梶雅範「日本産業技術史学会編『日本産業技術史事典』」第39巻(2012): 52

[表紙絵解説]金城徳幸「Johannes Adolf Wislicenus (1835-1902)」第39巻(2012): 53

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第6回化学遺産市民公開講座(2012)

化学遺産委員会では、平成21年度より化学関連の学術遺産あるいは化学技術、産業遺産の中で特に歴史的に高い価値を有する貴重な資料を認定する『化学遺産認定制度』を開始し第1回6件、第2回4件をそれぞれ認定・顕彰いたしました。平成23年度も化学遺産認定候補を一般市民や会員諸氏より公募するとともに、委員会として認定候補に相応しいと思われるものを選び調査いたしました。今回の市民公開講座は、平成23年度第3回化学遺産として認定された内容を中心にご紹介いたします。お誘いあわせのうえ奮ってご参加ください。

日時 2012(平成24)年3月25日(日)13:00〜17:00

会場 慶応義塾大学日吉キャンパス 第4校舎独立館3階D-310教室(横浜市港北区日吉、日本化学会第92春季年会SC会場)
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