月: 2010年3月

2009年度化学史研究発表会 エクスカーション報告

※編集部注:『化学史研究』第37巻第1号(2010.3): 18-19から転載。2010年度の化学史研究発表会(東京・明治大学)でもエクスカーションが計画されています。詳細は後日お知らせします。
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 2009年7月4日(土), 5日(日)に大阪大学豊中キャンパスで開かれた化学史研究発表会に先立って,7月3日(金)午後に大阪市内の化学史に関係する3箇所,杏雨書屋,適塾,舎密局址を巡るエクスカーションが実施され,芝哲夫が案内説明掛,中村征樹が世話掛を勤めた。

  
左:杏雨書屋(武田科学振興財団)にて宇田川榕菴関係資料を見学 右:大阪舎密局址のハラタマ銅像前にて

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NHK高校講座「化学」で紹介された小川正孝

今年度のNHK高校講座「化学」第5回「元素の周期表」(2009.5.22放送)で,小川正孝の「新元素(75番元素レニウム)」発見の話が取り上げられました。この回の講師は,立教新座高等学校教諭で化学史学会理事の渡部智博氏でした。また,番組の中で,本学会で学術賞(2008年)を受賞された吉原賢二会員が出演し,小川の発見について語る場面もありました。化学史やその研究成果が教育に活かされた良い事例だと思われます。

この番組は下記リンクからインターネットでも見ることができます。

http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/kagaku/archive/chapter005.html

『化学史研究』第37巻第1号(2010.3)

会誌『化学史研究』第37巻第1号(通巻第130号)が発行されました(2010.3.15発行、全44頁)。 続きを読む »

日本化学会「化学遺産認定 第1回」と市民公開講座

○ 化学史学会も協力している(社)日本化学会化学遺産委員会では、このたび「化学遺産認定 第1回」として、貴重な歴史的遺産6件を認定しました。詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.chemistry.or.jp/archives/index.html

○ 化学会では今月末に近畿大学にて開催される第90春季年会(2010年3月26日(金)~29日(月) )の「会長講演・表彰式」(27日(土)13時40分~15時20分)に引き続いて認定証授与式を行う予定です。

○ また、第4回化学遺産市民公開講座(3月28日(日))では古川安(化学史学会副会長)による「喜多源逸」の講演と並んで、この認定遺産の各々を紹介する講演が行われます。

○ なお、上記6件の認定化学遺産を紹介する三つ折りパンフレットを制作しました。情報量はwebページよりもむしろ少ないくらいですが、どなたにでも配ることができますので、知人や学生などに配布してくださる、または入手をご希望の方は、必要枚数を内田正夫(化学遺産委員会委員)までお申し出ください(email:uchidam@wako.ac.jp)。化学会から送付するように手配いたします。