化学切手と化学史 第6回(オンライン研究会)
2024年1月28日(日)15:00〜16:30(最大)
話題提供 新井和孝さん(理事)
「自分の関わった化学遺産と切手の話」
日本化学会は、化学と化学技術に関する貴重な歴史資料の保存と利用を推進する活動の一環として、2008年度より「化学遺産認定」を行っている。2024年1月現在67件が認定されている。歴史資料の中でも特に貴重なものを認定することにより、文化遺産、産業遺産として次世代に伝え、化学に関する学術と教育の向上および化学工業の発展に資することを目的としています、というのが公式説明である。
自分の関わった化学遺産とより生活で身近な切手について、ざっくばらんな話をしたい。
一例を挙げると、第4回研究会でも話題になった「アルコール専売制度10年」記念切手(1948年発行) は、世界初の化学式の入った切手であり、C2H5OHが切手中央に描かれている。当時、アルコール工場は全国各地にあったのだが次々に消えてきた。その中で鹿児島県出水に遺っていたもろみ塔(切手の3塔の中の右の塔)などが化学遺産No.031に認定された(2015年)。この切手の切手シートタイトルは、なんと「化学知識普及運動」でした。
オンライン研究会「化学切手と化学史」では、化学(科学)切手などを介し、化学(科学)の歴史に係わる話を皆でします。 各回の話題提供者を予め決めて開催、先ず話題提供者に30分程その回のテーマについて話してもらい、後は、参加者から話題提供者への質問を中心にして、参加者同士の雑談会になってもよい、仲間の環が拡がればよい、気軽な集まりと考えています。皆さん誘い合わせてご参加ください。
(研究会企画者:新井理事)
参加を希望する方は,下の参加申込フォームから申し込みをお願いします。後日,参加用のURLをお知らせ致します。
申込締切:2024年1月26日(金)
原則として化学史学会の会員に限りますが,会員の紹介があれば非会員でも参加できます。非会員の方は,参加申込フォームの紹介者名欄に,研究会企画者に自分を紹介してくれると思われる化学史学会会員の名前を書いてください。
オンライン研究会「化学切手と化学史」参加申込フォーム
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