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2025年度化学史学会年会

日 時 2025年8月26日(火)、27日(水)
会 場  広島大学 東千田キャンパス
 SENDALAB(総合校舎L棟 5階)
     〒730-0053 広島県広島市中区東千田町1-1-89
              〔交通〕JR広島駅からバスおよび市内電車「日赤病院前」下車 徒歩2分 →行き方(周辺地図)

    (海外在住の方や対面参加が難しい方のため,オンライン配信を予定)

主 催 化学史学会
年会準備委員会委員長:三時眞貴子会員

2025年8月25日(月)エクスカーション(要事前申込)

〇 通常、10名以上で見学ツアー可能なところ、人数制限なしで見学をさせていただけることになりました。皆様の積極的な参加を期待しています。希望者はエクスカーション参加申込フォーム(後日設置)からお申し込みください。
集  合: 13:45 (16:15ごろに西条駅で解散予定)
集合場所: 西条駅改札口 (改札は1か所)
参加費:無料 (但し、西条駅から会場までのタクシー代が往復でお一人1000円程度かかります)
※ JR山陽本線 広島駅 13時05分発 西条駅 13時41分着 をご利用いただくと集合時間に間に合います
※ 解散場所である西条駅は、酒蔵通りの入り口となっており、近辺には複数の酒蔵もあります。詳しくは下記の観光案内所HPをご覧ください。
https://higashihiroshima-kanko.jp/spot/sakaguradori-tourist-info/

14:00~16:00:株式会社サタケの見学
       ホームページ: https://satake-japan.co.jp/ 
住所:〒739-8602 広島県東広島市西条西本町2-30
内容:歴史館、選別加工総合センター(良品・不良品を仕分ける光選別機の実演)を見学
     

2025年8月26日(火)

9:20 受付開始
9:55~10:00 開会の辞:会長挨拶
10:00~12:00 一般講演(1)
   座長: 古川安(総合研究大学院大学)
  山口真「1920年代の四角錐炭素(その2)」
  遠藤瑞己(武蔵大学)「「一次標準物質」概念の形成過程におけるチェンバロ弦」
  滝口泰之「糖質化学の黎明期の研究」
  瀬戸口明久(京都大学)「猫いらずの世界史(亜砒酸編)―鉱山から農場まで」
12:00~13:00 昼休憩
(12:10~12:50 評議員会)
13:00~16:00 シンポジウム「化学史研究の半世紀:回顧と展望」(10)  ※一般公開プログラム
   座長:山中千尋(名古屋工業大学)
  工藤璃輝(八戸工業高等専門学校)「17世紀西欧における科学と音楽の歴史の展望:ニュートンの音楽研究を題材として」
  小林真実子(東京大学大学院)「近代日本の科学・技術史研究:国際的な研究動向」
  江頭和宏「元素発見の歴史:古くて新しいテーマ」
  渡部智博(立教大学)「中等教育現場の化学史と化学教育」
16:10~17:10 特別講演                     ※一般公開プログラム
   座長: 大野誠(愛知県立大学名誉教授)
  菊池好行(愛知県立大学)「日英交流史と科学技術史」
17:20~18:10 総会
18:30~20:30 懇親会(生協 プナナダイニング)

2025年8月27日(水)

9:30 受付開始
10:00~12:00 一般講演(2)
   座長: 菊池好行(愛知県立大学)
  黒田光太郎(名古屋大学名誉教授)最初のアルミニウム製錬:竹島安太郎と日本軽銀製造」
  山中千尋(名古屋工業大学)「櫻井錠二の科学教育―その思想と活動に注目して」
  古川安(総合研究大学院大学)「理研のお茶博士―三浦政太郎と辻村みちよ」
  八耳俊文「半谷高久と社会地球化学」
12:00~13:00 昼休憩
13:00~14:00 一般講演(3)
   座長: 和田正法(三重大学)
  山口達明・尾上薫(千葉工業大学名誉教授)「化學機械協会(現・化学工学会)の設立―我が国への化学工学の導入」
  谷口亜紳「超重元素発見史における超フェルミウム作業部会の役割について」
14:10〜15:40一般講演(4)     
   座長: 吉本秀之(東京外国語大学)
  大野誠(愛知県立大学・名誉教授)「工芸振興協会初期の「化学者」たち」
  須田千晶(東京大学大学院)「初期近代の英国における錬金術―アメリカ人錬金術師ジョージ・スターキーによるリプリー卿の受容」
  澤井優花(一橋大学大学院)「シカゴ化学会議(1893):アメリカ国内の化学者コミュニティ形成の側面から」
15:40~15:45  閉会の辞:副会長挨拶

   *

一般講演申込締切 2025年2月15日(土)
 講演希望者は、化学史学会公式サイト( https://kagakushi.org/) の一般講演申込フォームから申し込んで下さい。(旧来の方式がよい方は、葉書に、講演題目、氏名、所属、連絡先(郵便番号、住所、電話番号、E-mail Address)を記して、学会事務局宛にお送り下さい。)

講演要旨締切   2025年3月15日(土)
 講演要旨は、会誌『化学史研究』で刷り上がり1頁に収まるよう、講演題目、講演者名、図・表、本文あわせて1,600字以内(本文のみでは1,500字以内),シンポジウム要旨は,刷り上がり2頁に収まるよう,講演題目、講演者名、図・表、本文あわせて3,200字以内(本文のみでは3,100字以内)で書き、化学史学会公式サイト( https://kagakushi.org/) の投稿フォームから投稿して下さい。
(郵送方式、すなわち、CD-ROM等でデジタルデータを付して、印刷物を事務局に郵送する場合も不可とはしませんが、できるだけサイトの投稿フォームからお願いします。)
(*上記の分量を超える場合には書き直しをお願いすることもありますのでご注意ください。)
講演要旨の到着をもって講演申込手続きの完了とします。なお、要旨に関しては過去の『化学史研究』を参照し、講演内容を具体的に記すとともに文献も記載して下さい。

*なお、学生会員が発表される場合には、学会から総額10万円の範囲内で、交通費の実費もしくはその一部が支給されますので、申込の際にあわせてお申し出ください。

第22回化学史研修講演会(2025)

(クリックで拡大)

8/23(土)化学史研修講演会を対面で開催します(ただし,オンライン配信も予定)。今回は,遠藤瑞己先生と楠正夫先生にご講演いただきます。

日時:2025年8月23日(土)午後1時〜5時(最大)
会場:東京大学山上会館002号会議室(オンライン同時配信予定)
   〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1
地下鉄:本郷三丁目駅、湯島駅、根津駅、東大前駅から徒歩10分
都営地下鉄:本郷三丁目駅から徒歩8分 (バス案内は下にあります)
主催:化学史学会
後援: 公益社団法人日本化学会;
    日本基礎化学教育学会,日本理化学協会,東京都理化教育研究会(予定)

プログラム:13:05 開場

<講演1>13:15〜14:45
 遠藤 瑞己氏(武蔵大学 LASEC 専任講師)
「化学の教科書に隠れたドラマを探るプロジェクト」
化学の教科書に掲載されている概念,用語,反応などには由来の不明なものが多い。これらの歴史的背景は学生の興味関心を引き,科学リテラシー教育にも有用だと考えられるが,その調査は独力では困難である。そこで本講演では,教科書に隠れた歴史を探る国内外のプロジェクトを,筆者自身の取り組みも合わせて紹介する。

<講演2>15:00〜16:30
 楠 正夫氏(株式会社トクヤマ 元会長)
「化学と歴史を愉しむ」
明治以降の富国強兵政策の下で、日本の化学技術及び化学産業は如何に形成されていったか、その源流はどこにあるのか興味深いところです。化学会社に所属する企業人として、近代化に貢献した化学者及び産業人にフォーカスし、現地訪問歴史旅の中から、写真を通して皆さんと化学と産業の歴史を愉しみたいと思います。

参加費:無料。参加登録が必要です。下記参加登録フォームより申し込んでください。

化学史研修講演会参加申込フォーム

講演資料代:1000円 会場入口にて販売。
・参加登録者で冊子資料代1000円+発送手数料300円を振り込んだ方には、冊子資料を郵送します。
 ご希望の方は、送付先を明記の上 8月5日(火)までに郵便局の振替用紙で次の口座へ1300円送金して下さい
  振替口座:00180-0-175468 加入者名:化学史学会
なお、参加登録者は開催当日無料で資料(pdf版)のダウンロードが可能です
また、研修講演会の修了証が必要な方は,参加申込の際にお知らせ下さい。

参加申込締切:2025年7月28日(月)  締切り後も参加申込み(および冊子資料購入)は受け付けますが、
冊子資料の印刷・事前送付がありますので、お早目にお願いします
本研修講演会の最新情報は 学会ホームページに掲載します

(クリックで拡大)

バス案内
都営バス2路線があります。上野_公園山下(JR御徒町経由)からの東大構内行き(上01)と、御茶ノ水駅前バス停発の東大構内行き(茶07)です。
土曜日も1時間に2,3本あります。
終点(東大構内)バス停で降りると、目の前に理学部化学科5号館(赤レンガ建)が見え、そこから徒歩約1分で着きます。添付地図参照。
お時間がありましたら、5号館前の化学者ダイバース像、安田講堂、三四郎池などをご覧になってから山上会館にお越しください。

問合先:〒514-8507 三重県津市栗真町屋町1577 三重大学 全学共通教育センター 和田正法研究室内 化学史学会事務局 https://kagakushi.org/form

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参考:これまでの化学史研修講演会

『化学史研究』第52巻第1号(2025.3)

会誌『化学史研究』第52巻第1号(通巻第190号)が発行されました(2025.3.15発行)。

 目次

[論文]山中千尋「文部省科学研究奨励費―発足と初期の様相―」第52巻(2025): 1-19

[論文]林真理「日本における化学兵器人道論」第52巻(2025): 20-34

[SYMPOSIUM] Masanori Wada「Historiography of Chemical Engineering in Japan 」第52巻(2025): 35-49

[解説]遠藤瑞己「Ursula Kleinのペーパーツール概念について」第52巻(2025): 50-55

[紹介]渡部智博「羽場宏光『新元素ニホニウムはいかに創られたか』東京化学同人,2021」第52巻(2025): 56-58

[紹介]若林文高「山中千尋『日本学術振興会の設立に関する研究―櫻井錠二のめざした学術研究体制―』風間書房,2023」第52巻(2025): 58-61

[紹介] 新井和孝「青木歳幸・W.ミヒェル編『天然痘との闘いⅡ,Ⅲ,Ⅳ』岩田書店,2021-23 」第52巻(2025): 61-65

[告示]「次期役員選挙の結果」第52巻(2025): 66

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※バックナンバーをご注文頂けます →バックナンバーの総目次はこちら
価格は、国内の場合は送料・税込(海外の場合は送料別途)で1部
 会員  1500円
 非会員 2750円
です。会員・非会員の別、送付先、必要部数を事務局に注文して下さい。
(2024年6月現在)

「フィールドワークと性暴力・セクシュアルハラスメントに関する実態調査アンケート」の報告書<第一報>がWEB公開されました

以前,化学史学会も協力した「フィールドワークと性暴力・セクシュアルハラスメントに関する実態調査アンケート」の報告書<第一報>がWEB公開されたという連絡が届きましたので,会員の皆様にお知らせ致します。(事務局)

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共同研究グループ「フィールドワークとハラスメント(Harrassment in Fieldwork, HiF)」の実施した「フィールドワークと性暴力・セクシュアルハラスメントに関する実態調査アンケート」の報告書<第一報>がWEB公開されました
https://safefieldwork.live-on.net/survey/report1-jp/
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アンケートの実施からすでに3年となりました。センシティブな内容のため、分析結果の解釈やその公開方法、報告書の細かい文章表現まで、検討と推敲のために長い時間を要しました。ご協力いただきながら、結果の公開・ご報告が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。ぜひ内容をご覧いただけますと幸いです。

なお、本報告書の公開に際しまして、周知にご協力いただいた学協会の名称一覧の掲載を予定しておりましたが、プライバシーに関わる下記の理由から、掲載を取りやめることにいたしました。

今後、第一報に引き続き、分析角度を変えつつ報告書の二報・三報を作成し順次公開していく予定です。そのなかでは、上記アンケートにおいて個別事例の使用に承諾を得られた回答に限り、「学問分野」「身分」「調査地域」などを記号化・抽象化する等、匿名性を厳重に確保した上で、具体的な被害事例も掲載する予定です。この際、アンケートの周知協力学協会の一覧が公開されていた場合、情報を突き合わせることによって回答者が特定されてしまうリスクが高まる可能性があります。
このような可能性を考えた結果、掲載すべきではないという判断に至りました。

掲載をご希望いただいた学協会の皆様には、ご期待に沿うことができず、申し訳ございません。回答者の方のプライバシー保護のため、何卒ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

上記アンケート周知へのご協力、重ねてお礼申し上げます。
報告書<第二報>、<第三報>を公開いたしましたら、改めてご連絡いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
フィールドワークとハラスメント(HiF)企画者一同

杏雨書屋特別展示会・研究講演会(2025.4)

本学会賛助会員の武田科学振興財団から杏雨書屋の展示会・講演会の案内が届きましたので,ご紹介します。(事務局)

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「杏雨書屋の宗教文献Ⅱ―多言語・多宗教の世界」をテーマに、第80回特別展示会を以下のとおり開催いたします。
ご多用中とは存じますがご来場くださいますようご案内申し上げます。

◆第80回特別展示会「杏雨書屋の宗教文献Ⅱ―多言語・多宗教の世界」
期間:2025年4月7日(月)~4月28日(月)【土日祝は休館】
時間:10:00~16:00
場所:大阪市中央区道修町2-3-6 武田科学振興財団 1階 杏雨書屋 特別展示室
会期終了後に見学を希望される方は、杏雨書屋事務局に見学の可否をお問い合わせください。
連絡先:06-6233-6108 kyou@takeda-sci.or.jp

◆第51回 研究講演会
日時:2025年4月12日(土)13:00~15:30
場所:大阪市中央区道修町2-3-6 武田科学振興財団 5階ホール
演題・講師:
「古代チベット帝国と敦煌の漢人たち―杏雨書屋所蔵羽77Rと羽689を中心に―」
 龍谷大学文学部 准教授 岩尾 一史 先生
「モンゴル時代の敦煌とシルクロード─杏雨書屋所蔵羽776-13とその周辺─」
 大阪大学大学院人文学研究科 教授 松井 太 先生
「特別展示会の見どころ」
 三谷 真澄 杏雨書屋運営協議員
申込受付期間:3月14日(金)~4月9日(水)
申込方法:電話/06-6233-6108、E-mail/kyou@takeda-sci.or.jp
注意事項:電話は平日10:00~16:00のみ可能、E-mailは受信日時順での受付けとなります。
*今回のご予約もE-mail、電話にてのみ受け付けます。連絡先電話番号を必ずお知らせください。
*ご予約は受付順で、本会場・サテライト会場が満席となった場合はキャンセル待ちとなります。

特別展示会チラシ(pdf)

こちらもご覧ください:
https://www.takeda-sci.or.jp/kyou/#Special

次期役員選挙の結果(公示)

選挙管理委員会による公示を掲載します。(事務局)

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次期役員選挙の結果(公示)

 2024年8月12日付選挙管理委員会公示に基づき,次期役員立候補者の推薦を受け付け,立候補者が確定しました。立候補者は,会長1名(定数1名),理事14名(定数12 名),監事2名(定数2名)となりました。
 役員選挙に関する内規第2条に従い,会長と監事は,立候補者の数が定数と同じであるため無投票当選となりました。
 理事については,2024年11月13日付選挙管理委員会公示に基づいて投票を実施し(投票期間:2025年1月10日〜1月30日),2025年2月12日に開票を行いました。開票の結果理事に当選した人は次の通りです。無投票当選となった会長・監事と併せて掲載します(役職別50音順)。
  会長:菊池好行
  理事:新井和孝,遠藤瑞己,楠 正夫,工藤璃輝,河野俊哉,小林真実子,田中浩朗, 
     山口まり,山中千尋,吉本秀之,渡部智博,和田正法
  監事:小澤健志,須田千晶
    2025年2月12日
                      選挙管理委員会(飯島亜衣,内田正夫)

(事務局注)次期役員の任期は,2025年4月1日から2027年3月31日までです。なお,開票結果は会員専用ページに掲載しています(本サイトへのユーザー登録が必要)。

化学史学会によるSNS運用開始のお知らせ

化学史学会では2025年1月より、X(旧Twitter)及びFacebookの化学史学会公式アカウントを開設し、
SNSによる広報活動を開始いたしました。
X及びFacebookでは、主にホームページに掲載されている新着情報をお知らせしております。
各SNSのアカウントをお持ちの方は、下記URLより化学史学会公式アカウントをご覧になれます。
ぜひご利用ください。

化学史学会X公式アカウント
https://x.com/bakegakushi

化学史学会Facebook公式アカウント
https://www.facebook.com/profile.php?id=61571368963010

化学史学会オンライン研究会

今後の予定
 現在のところ,以下のような予定があります。リンクをクリックすると,詳細情報と参加申込フォームボタンが現れます。



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展覧会「ベル・エポック-美しき時代」のお知らせ

川島慶子会員より,展覧会の情報を頂きましたので,会員の皆様にお知らせ致します。なお,川島会員(マリー・キュリーの研究者)は,カタログの技術部門のページを執筆されたとのことです。

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ベル・エポック-美しき時代
パリに集った芸術家たち ワイズマン&マイケル コレクションを中心に
会期 2024年4月20日(土)~6月16日(日)
場所 山梨県立美術館
*詳細は,同美術館ウェブサイトをご覧ください。

以降,下記の美術館で巡回展示されるそうです。

栃木県立美術館     2024年7月13日〜9月8日
パナソニック汐留美術館 2024年10月5日〜12月15日
岡山県立美術館     2025年4月11日〜5月18日