第37巻(2010)第1号がもうすぐ発刊されます。昨日2月25日(木)に印刷所へ行き、古川、吉田、内田の3名で最終校正をすませました。3月15日までには発送し、20日までには会員のお手元に届くことと思います。今号はやや薄く44ページ立てです。内容は<論文>「喜多源逸と京都学派の形成」(古川安)と<紹介>10本余、催しのお知らせ等です。

日時 2010年8月20日(金) 10:00 〜 16:50
場所 独立行政法人理化学研究所 本所・和光研究所 統合支援施設大会議室(受付:展示事務棟1F)
〒351-0198 埼玉県和光市広沢2番1号 http://www.riken.jp/r-world/riken/campus/wako/index.html
主催 化学史学会 » 続きを読む…

日 時:平成22年3月28日(日)13時~16時40分
会 場:近畿大学本部キャンパス(東大阪市小若江、日本化学会第90春季年会会場)
企画:日本化学会化学遺産委員会
主催:日本化学会・化学史学会 » 続きを読む…

応募締切:2010年4月28日(水)必着  » 続きを読む…

会員の皆様へ 12月中に,会員の皆様全員に来年度の会費についての請求書と郵便振替用紙をお送りします。本学会の活動は,皆様方の会費でなりたっています。是非とも納入にご協力ください。
 2009年度総会報告にもありますように,今回から学会への寄付もお願いすることになり,お送りする会費納付用の郵便振替用紙には寄付欄を設けました。寄付は1円から可能です。お送りする振替用紙をご利用ください。 » 続きを読む…

日 時 2010年7月3日(土)・4日(日)

場 所 明治大学 駿河台校舎(年会準備委員:吉田晃理事)

一般講演申込締切 2010年2月20日(土)

講演希望者は、葉書に、講演題目、氏名、所属、連絡先(郵便番号、住所、電話番号、E-mail Address)を記して、下記住所にお送り下さい。

〒168-8555 東京都杉並区永福1-9-1
明治大学 和泉校舎 政治経済学部 吉田晃研究室気付 年会準備室

講演要旨締切   2010年3月20日(土) » 続きを読む…

細川家には動物図譜「毛介綺煥」や昆虫の写生図鑑「昆虫胥化図」を編んだ八代重賢をはじめ、自然科学に興味を持った殿様が多くいました。 江戸時代の天文学者・安井算哲作の天球儀(重要文化財)や司馬江漢作の地球儀など、細川家に伝わる科学関連の工芸品や絵画を展示します。

日 時:2010年1月9日(土)~3月14日(日)10:00〜16:30(入館は16:00まで)
場 所:永青文庫 東京都文京区目白台1−1−1 Tel. 03-3941-0850 » 続きを読む…

Robert Wilhelm E. Bunsen, 1811-1899
Robert Bunsen ブンゼンはカコジル化合物(ヒ素を含む一価の基,(CH3)2As-をもつ化合物)の研究から「基」の概念に行き着き,この概念を強く支持したことで知られる。しかし,最も重要な業績は,リービッヒのギーセン大学,ヴェーラーのゲッチンゲン大学に続いて,マールブルク大学に学生実験室を立ち上げたことであろう(1841)。ついで,1852年にハイデルベルク大学の化学教授となり,1889年に引退するまで37年間,その任にあった。1855年に有名なハイデルベルク大学の化学実験室を新築して,学生の化学教育に心血を注いだ。彼に学んだ後年の大化学者も多い。また,当時,「化学のブンゼン」「物理のキルヒホッフ」「生理学のヘルムホルツ」がハイデルベルク大学の三ツ星と称されて,全盛期を誇った。

 ブンゼンは巧みな実験家で,まず実験道具を考案して新しい実験に臨むタイプの研究者であった。ガス分析やガラス細工の腕前は並外れており,ブンゼンバーナー,水流ポンプ,鉄製スタンドのクランプ,気体洗浄瓶,電気化学的実験のためのブンゼン電池,光度計,分光分析器等を発明している。スペクトル分析法は,新元素セシウムとルビジウムの発見を導き,さらに後世の研究に多大な影響をもたらした。

 1930年に創立された北海道大学理学部では,創立直前に欧米に留学していた初代の化学系教官,杉野目晴貞,柴田善一,太秦康光らが協力して,当時ヨーロッパで販売されていた化学者の写真を収集し,学生の啓発を目的に理学部構内に掲示した。本写真はそれらの一葉である。

(山岡望『化學史談 III ブンゼンの88年』内田老鶴圃新社, 1954; 植村琢『化学領土の開拓者たち』朝倉書店, 1976, pp. 241-257.)

*会誌第36巻第4号(2009.12)から転載。写真と文提供:金城徳幸会員。