国立科学博物館 産業技術史講座「エスカレーター技術発展の歩み」

 エスカレーターの原理的アイデアは1850年代の米国で誕生し、実用機の原型は1900年のパリ万国博に出展された。以来1世紀余、幾多の改善を重ねながら建物の階間を結ぶ輸送手段として、或いは駅等で大量の人をさばく動線の要として定着してきた。現在、日本には約6万台のエスカレーターが稼働し、1日に延1億人以上を運んでいると推計される。誰もが自由に利用できる便利さの一方で、ドアがなく可動部が露出という構造的な特徴のために、安全性向上は製品誕生以来の課題であった。この講座ではアイデア誕生から今日に至るまでの技術発展の歴史を紹介する。

日時:平成21年11月14日(土) 14時00分~16時00分
会場:国立科学博物館(上野) 地球館 3階講義室
講師:後藤 茂(前・産業技術史資料情報センター・支援研究員)
募集:40名(高校生以上一般向)
申込方法:往復はがき、もしくは、下記ウェブサイトから
 平成21年10月24日締切(消印有効)
入館にあたり、通常入館料
  一般・大学生 600円。
  高校生・満65歳以上の方は無料(年齢が分かる証明書等を提示)が必要です。
申込・問合せ先
  国立科学博物館 学習企画・調整課 学習支援事業担当
    住所:〒110-8718 台東区上野公園7-20  電話:03-5814-9888

申込ウェブサイト:http://sts.kahaku.go.jp/diversity/lecture/index.php
往復はがきの場合(1)11月14日:産業技術史講座、(2)参加者氏名、(3)住所(返信用にも)、(4)電話番号、(5)年齢、(6)職業又は学年、を記入。応募者多数の場合は抽選。グループで参加希望の場合は、参加者全員の氏名・年齢を記入。

関連ホームページ 「国立科学博物館―産業技術史資料情報センター―」 http://sts.kahaku.go.jp/