『化学史事典』の刊行計画について
会 告
『化学史事典』の刊行計画について(お願いとともに)
本学会は2013年末に創立40周年を迎えます。これまで、理事会を中心にそのための記念事業の企画を検討してきましたが、この4月株式会社化学同人からこの記念事業の一つとして『化学史事典』を刊行したいとの提案をいただきました。これを受けて、理事会と総会において協議の結果、学会としてこの提案を受諾することを正式に決定いたしましたので、会員の皆様にご報告申し上げます。
この事典の概要についてですが、『科学史技術史事典』(弘文堂)の化学史版といったイメージでお考えください。計画されている項目数は約2000で、時代としては古代から現代化学の基礎が築かれた時期までを扱い、日本を含む世界を対象として、化学技術を含む化学史に関する有用な専門事典を目指します。
この事典を刊行するに当たって本学会理事会は、会長を含む理事会構成メンバー全員を配した事典編集委員会を立ち上げ(事典編集委員長として大野が選任されました)、現在、項目と執筆者の選定作業を鋭意行っております。
事典編集委員会としてはこの事典を学会の総力を結集して刊行したいと考えますし、実際に項目数がたいへん多く、そのすべての執筆は編集委員会の力量を越えておりますので、会員の皆様のご協力が是非とも必要です。
ご協力いただきたいのは、特に次の点です。
(1)この件で執筆依頼をさせていただいた場合は、可能な限りお引き受けくださるようお願いいたします。
(2)執筆のご意向をお持ちの方は、担当可能なトピックスや項目を大野宛に郵便かメールでお知らせください。期限は2011年10月末といたします。
(3)是非とも取り上げてほしい項目がありましたら、(2)と同様に、大野宛にお知らせください。期限も(2)と同様です。
なお、原稿・項目の採否については事典編集委員会に最終責任があり、ご意向に沿えない場合もあります。この点あらかじめご承知おきください。
本件についての問いあわせおよび連絡先:
〒480-1198 愛知県愛知郡長久手町熊張 愛知県立大学外国語学部 大野誠
(インターネットでのお問い合せは,こちらのフォームから)
『化学史事典』編集委員長
大野 誠
※会誌第38巻第3号(2011.9)掲載。