第5回環境教育講演会
テーマ:東日本大震災にかかわる環境問題 ~子ども達に伝えたい今とこれから~
主催 日本化学会 環境・安全推進委員会
会期:平成 24 年 10 月 6 日(土)13:00~17:00
会場:化学会館会議室(東京都千代田区神田駿河台 1-5)
JR 御茶ノ水駅・丸ノ内線 御茶ノ水駅・千代田線 新御茶ノ水駅 下車徒歩 5 分
募集人員:100 名
趣旨
2011 年 3 月 11 日の東日本大震災によって,建物の倒壊,地盤沈下,耕作地の塩害など東北地方を中心に甚大な被害がもたらされました。また東京電力福島第一原子力発電所の事故によって環境に放出された放射性物質は広範囲にわたって拡散し,健康被害および生態系への影響が懸念されています。しかし一方で,これらの被害状況を正確に知り,今後の対策を行うことは難しいのが現状です。初中等教育現場においては,このような時代を生きこれからの将来を担う子ども達に,正確な情報を伝え,科学的根拠に基づいてどのように行動すべきかを考えさせることは,きわめて重要です。本講演会ではこのような現状をふまえ,各分野において最前線でご活躍されている先生方に,津波による塩害,瓦礫処理に伴うアスベスト飛散,環境中(陸域・海洋)での放射性物質の動向についてご講演いただき,この東日本大震災にかかわる環境問題の現状を学び,環境安全教育のあり方について考えていきたいと思います。
タイムスケジュール
13:00-13:05 はじめに
環境・安全推進委員会教育小委員会委員長 大河内 博
13:05-13:55 講演 1『仙台平野穀倉地帯復活に向けて-塩害耕作地に対する地産地消型浄化資材の開発-』
早稲田大学創造理工学部環境資源工学科教授 香村 一夫
14:05-14:55 講演 2『震災復旧・復興作業におけるアスベスト飛散状況の実態』
早稲田大学創造理工学部環境資源工学科教授 名古屋 俊士
15:10-16:00 講演 3『環境中の放射線と福島第一原発事故の影響』
放射線医学総合研究所福島復興支援本部 環境動態・影響プロジェクトプロジェクトリーダー 吉田 聡
16:10-17:00 講演 4『海洋の放射能汚染:過去の歴史と福島事故による放射能汚染の実態』
埼玉大学地圏科学研究センター客員教授 上智大学理工学部物質生命理工学科客員教授 廣瀬 勝己
対象:初中等教育現場で環境教育を担う教員,環境問題に取り組む企業技術者・研究者,環境問題の最新情報を求める一般社会人,環境問題の全体像把握を目指す学生・生徒など。
参加費:無料。講演資料代 1,000 円(当日払い)。
申 込 方 法 : 日 本 化 学 会 環 境 安 全 推 進 委 員 会 の ペ ー ジ か ら お 申 し 込 み い た だ け ま す
(http://www.csj.jp/es/index.html)。E-MAIL での場合は「10/6 環境教育講演会 出席」と表記し,氏名・所属・連絡先住所・電話番号・FAX 番号・E-mail・会員/非会員の別、
講演資料の要・不要を明記の上お申し込みください。なお,講演資料代の銀行払い・請求書をご希望の節は,その旨をお書き添えください。
申込先:日本化学会企画部 担当:美園・田中 E-mail:env_safe@chemistry.or.jp