第14回化学史研修講演会(2017)
8/19(土)東京・御茶ノ水の化学会館にて,化学史研修講演会を開催します。今回は,蟻川芳子先生と松本邦男先生をお迎えし,日本の女性化学者と日本の医薬品開発史についてご講演いただきます。
会 期 2017年8月19日(土)13時~16時15分
会 場 化学会館 http://www.chemistry.or.jp/access/
〒101-8307 東京都千代田区神田駿河台1-5
JR中央線・総武線 御茶ノ水駅(御茶ノ水橋口 徒歩3分)
地下鉄丸の内線・御茶ノ水駅(出口2 徒歩4分)
地下鉄千代田線・新御茶ノ水駅(出口B1 徒歩5分)
主 催 化学史学会
共 催 (公社)日本化学会
後 援 (公社)新化学技術推進協会,日本基礎化学教育学会,日本理化学協会,東京都理化教育研究会
参加申込締切 2017年7月21日(金)
プログラム
12:30 受付開始
13:00~14:30
蟻川芳子(元日本女子大学学長・理事長)「道なき道を ― 女性化学者のパイオニア丹下ウメ ―」
1873年鹿児島で生まれた丹下ウメは,1901年東京目白で創設された日本女子大学校の第一回生と して入学。自然科学を重視した家政学部で学び,卒業後は文部省中等化学教員検定試験に合格。東北帝国大 学理科大学に女性として初めて入学し,修士課程修了後に「栄養学」の研究を目指して米国に。ジョンズ・ ホプキンス大学の博士課程でPh.D.を取得,帰国後は母校で教授として勤める傍ら理化学研究所の鈴木梅太 郎博士の研究室でビタミン類の研究に勤しむ。67歳で,東京帝国大学より農学博士の学位が授与された。
14:45~16:15
松本邦男(元神奈川工科大学教授)「日本の医薬品開発史 ― ペニシリンの温故知新 ― 」
国産ペニシリン開発は,昭和18年末に,ドイツから潜水艦により運ばれたペニシリン情報を記載したキー ゼの論文を入手した時から始まった。稲垣克彦を中心とするペニシリン委員会が翌年2月にスタートし,10 月末には国産ペニシリンが完成,12月には工場生産されるに至った。戦後はGHQの指導などによりタンク培 養によるペニシリンの大量生産が始まり,戦後の経済復興や国民の保健衛生に大きく貢献した。今回,国産 ペニシリン開発の温故知新について考えてみたい。
参加費 無料(資料代1,000円)
参加申込方法 葉書・ファックス・e-mailのいずれかにて,氏名・所属・連絡先を明記の上,お申し込み下さい。 ただし,当日参加も可。
申込先/問合先 352-8523 埼玉県新座市北野1丁目2-25 立教新座中学校・高等学校 渡部智博宛
電話(048)471-6631 FAX(048)473-0455 E-mail: twatanab@nhss.rikkyo.ne.jp
その他 申込を受付後,受講証をお送り致します。 希望者には修了証を発行しますので,その旨お知らせ 下さい。