日本学術会議記者会見(2020/10/29) 報告
化学史学会が協力学術研究団体となっている日本学術会議より,2020年10月29日に開催された記者会見の報告が届きましたので,会員のみなさまにお知らせします(2020.10.30,事務局)。
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日本学術会議の活動と運営に関する記者会見のご報告
2020年10月30日
日本学術会議幹事会
2020年10月29日、日本学術会議の活動と運営に関する記者会見を行いました。記者会見
冒頭の梶田隆章会長の挨拶にありますように、国民のみなさまに学術会議の活動を正確にお伝えす
るために行ったものです。
記者会見で配布いたしました資料は、日本学術会議のホームページに掲載しております。
*日本学術会議の活動と運営について(記者会見要旨)
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf25/siryo302-kaikenyoshi.pdf
*第25期幹事会記者会見資料
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf25/siryo302-kaikenshiryo.pdf
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記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶
国民のみなさまへ
みなさまご承知のように、10月1日から学術会議の第25期が始まり、私が会長に就任いたしま
した。しかし、今期の新会員として推薦した105名のうち、6名の任命が見送られ、99名しか
任命されておりません。
これは、学術会議にとって青天の霹靂ともいうべき事態で、第25期の運営や活動に著しい制約
となっております。会長として、菅総理に、任命を見送った理由を説明し、改めて6名の任命をす
るように要望しております。また過日、担当の井上大臣にも同じことを申し上げ、今後、未来志向
の対話を政府と学術会議が行っていく上で、この任命問題が大きな妨げになることを危惧している
とお伝えしております。
他方、この間、学術会議についての様々なご意見や報道を見ておりまして、十分に私どもの活動
が国民の皆様に伝わっていないのではないかと感じております。日本の科学者全体を代表し、日本
の学術の振興を図るとともに対外的な連携の窓口となり、さらには政府への科学的助言等を行うな
どの役割を果たそうと努めておりますが、私どもの活動についてしっかり伝わらないまま、様々な
誤解に基づいたご意見も頂戴しています。
そこで、本日は、この記者会見の場をお借りして、国民のみなさまに学術会議の活動を正確にお
伝えするようにしていきたいと考えております。
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事務局補足:記者会見の録画をYoutube(SankeiNewsほか)で見ることができます。