日本学術会議の活動と運営に関する連絡(2021.2)
化学史学会が協力学術研究団体となっている日本学術会議より,日本学術会議の活動と運営に関する連絡(2021.2.26付)が届きましたので,会員のみなさまにお知らせします(2021.3.1,事務局)。
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日本学術会議の活動と運営に関するご連絡
1.記者会見のご報告
2.学術フォーラム「危機の時代におけるアカデミーと未来」の開催について
2021年2月26日
日本学術会議幹事会
日本学術会議の活動と運営に関して、以下のとおりご連絡いたします。
1.記者会見のご報告
2021年2月25日、日本学術会議の活動と運営に関する記者会見を行いました。記者会見
冒頭の梶田隆章会長の挨拶(下記のとおり)とともに、ご報告いたします。なお、今回の記者会
見では、皆様に御協力を頂いたアンケートの概要等も公表させていただいております。
記者会見で配布いたしました資料は、日本学術会議のホームページに掲載しております。
*第25期幹事会記者会見資料(2月25日)
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/kisyakaiken.html
2.学術フォーラム「危機の時代におけるアカデミーと未来」の開催について
記者会見及び「日本学術会議ニュース」でもお知らせしましたが、明日2月27日(土)に、
学術フォーラム「危機の時代におけるアカデミーと未来」をオンライン開催いたします。
梶田隆章会長、副会長、各部部長及び若手アカデミー等の日本学術会議関係者ほか、産業界、
医学界等からの講演・パネル討論を行う予定です。是非ご参加ください。
*学術フォーラム「危機の時代におけるアカデミーと未来」(イベントページ)
http://www.scj.go.jp/ja/event/2021/307-s-0227.html
*参加申し込みページ
https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0067.html
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記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶
本日は、日本学術会議の記者会見にお集まりいただき、どうもありがとうございます。新型コ
ロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言のもと、一時期に比べると新規感染者は減っ
てきましたが、緊急事態宣言が発出され続けているため、今回もオンラインでの記者会見とさせ
ていただきます。
現時点で新型コロナウイルスに、国内で42万人を超える方が感染し、7,600人を超える
方がお亡くなりになっております。亡くなられた方々ならびにご家族の方々に心より哀悼の意を
表します。いまも闘病中の方々、さらに感染症の影響で深刻な困難にさらされておられる多くの
方々にも深くお見舞い申し上げます。ワクチンの先行接種が医療関係者に始まったとはいえ、感
染の収束はまだ時間がかかると考えられています。そして新型コロナウイルスの影響は社会のい
ろいろなところに及んでおり、様々な課題解決に向けて学術会議もしっかり取り組んでいく決意
です。そこで、2月9日に幹事会声明「新型コロナウイルス感染症対策の検討について」を発出
しました。既に公表済みですので、本日の記者会見の会見項目には入れておりませんが、私の方
からこの場をお借りして再度アナウンスをさせていただきます。
さて、昨年12月に日本学術会議では「日本学術会議のより良い役割発揮に向けて(中間報告)」
をまとめ、公表しました。これはあくまで中間報告であり、我々としては4月の学術会議総会で
の承認を目指して報告書を取りまとめる予定です。そこで、本日のこの会見では、取りまとめに
向けて、今後の予定についてお話しします。また、その一環として会員、連携会員、そして学協
会にアンケート調査を行いました。その狙いと、利用方法については菱田副会長が簡単に説明し
ます。また、この調査がきっかけとなって、学術会議の若手アカデミーが意見をまとめましたの
で、これについて本日は若手アカデミーの松中幹事より報告します。
なお、1月に「日本学術会議会員任命問題の解決を求めます」との幹事会声明を出しましたが、
官房長官の記者会見でのご発言以上のものを、我々としては聞いておりません。引き続き、任命
問題の解決を求めていきます。
最後に、2日後の2月27日に開催予定の日本学術会議主催学術フォーラム「危機の時代にお
けるアカデミーと未来」を開催予定です。このフォーラムについては既に1月の記者会見時に少
しお話ししたかと思いますが、菱田副会長より再度アナウンスします。