お知らせ

「フィールドワークと性暴力・セクシュアルハラスメントに関する実態調査アンケート」の報告書<第一報>がWEB公開されました

以前,化学史学会も協力した「フィールドワークと性暴力・セクシュアルハラスメントに関する実態調査アンケート」の報告書<第一報>がWEB公開されたという連絡が届きましたので,会員の皆様にお知らせ致します。(事務局)

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共同研究グループ「フィールドワークとハラスメント(Harrassment in Fieldwork, HiF)」の実施した「フィールドワークと性暴力・セクシュアルハラスメントに関する実態調査アンケート」の報告書<第一報>がWEB公開されました
https://safefieldwork.live-on.net/survey/report1-jp/
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アンケートの実施からすでに3年となりました。センシティブな内容のため、分析結果の解釈やその公開方法、報告書の細かい文章表現まで、検討と推敲のために長い時間を要しました。ご協力いただきながら、結果の公開・ご報告が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。ぜひ内容をご覧いただけますと幸いです。

なお、本報告書の公開に際しまして、周知にご協力いただいた学協会の名称一覧の掲載を予定しておりましたが、プライバシーに関わる下記の理由から、掲載を取りやめることにいたしました。

今後、第一報に引き続き、分析角度を変えつつ報告書の二報・三報を作成し順次公開していく予定です。そのなかでは、上記アンケートにおいて個別事例の使用に承諾を得られた回答に限り、「学問分野」「身分」「調査地域」などを記号化・抽象化する等、匿名性を厳重に確保した上で、具体的な被害事例も掲載する予定です。この際、アンケートの周知協力学協会の一覧が公開されていた場合、情報を突き合わせることによって回答者が特定されてしまうリスクが高まる可能性があります。
このような可能性を考えた結果、掲載すべきではないという判断に至りました。

掲載をご希望いただいた学協会の皆様には、ご期待に沿うことができず、申し訳ございません。回答者の方のプライバシー保護のため、何卒ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

上記アンケート周知へのご協力、重ねてお礼申し上げます。
報告書<第二報>、<第三報>を公開いたしましたら、改めてご連絡いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
フィールドワークとハラスメント(HiF)企画者一同

杏雨書屋特別展示会・研究講演会(2025.4)

本学会賛助会員の武田科学振興財団から杏雨書屋の展示会・講演会の案内が届きましたので,ご紹介します。(事務局)

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「杏雨書屋の宗教文献Ⅱ―多言語・多宗教の世界」をテーマに、第80回特別展示会を以下のとおり開催いたします。
ご多用中とは存じますがご来場くださいますようご案内申し上げます。

◆第80回特別展示会「杏雨書屋の宗教文献Ⅱ―多言語・多宗教の世界」
期間:2025年4月7日(月)~4月28日(月)【土日祝は休館】
時間:10:00~16:00
場所:大阪市中央区道修町2-3-6 武田科学振興財団 1階 杏雨書屋 特別展示室
会期終了後に見学を希望される方は、杏雨書屋事務局に見学の可否をお問い合わせください。
連絡先:06-6233-6108 kyou@takeda-sci.or.jp

◆第51回 研究講演会
日時:2025年4月12日(土)13:00~15:30
場所:大阪市中央区道修町2-3-6 武田科学振興財団 5階ホール
演題・講師:
「古代チベット帝国と敦煌の漢人たち―杏雨書屋所蔵羽77Rと羽689を中心に―」
 龍谷大学文学部 准教授 岩尾 一史 先生
「モンゴル時代の敦煌とシルクロード─杏雨書屋所蔵羽776-13とその周辺─」
 大阪大学大学院人文学研究科 教授 松井 太 先生
「特別展示会の見どころ」
 三谷 真澄 杏雨書屋運営協議員
申込受付期間:3月14日(金)~4月9日(水)
申込方法:電話/06-6233-6108、E-mail/kyou@takeda-sci.or.jp
注意事項:電話は平日10:00~16:00のみ可能、E-mailは受信日時順での受付けとなります。
*今回のご予約もE-mail、電話にてのみ受け付けます。連絡先電話番号を必ずお知らせください。
*ご予約は受付順で、本会場・サテライト会場が満席となった場合はキャンセル待ちとなります。

特別展示会チラシ(pdf)

こちらもご覧ください:
https://www.takeda-sci.or.jp/kyou/#Special

第18回化学遺産市民公開講座(ハイブリッド)

■開催概要
日時:2025年4月5日 (土) 13:25 – 16:00
会場:ハイブリッド開催
   ・現地会場:化学会館(東京都千代田区神田駿河台1-5)
   ・オンライン:Zoom
対象:どなたでもご参加いただけます
参加費:無料
主催:日本化学会
共催:化学史学会

■企画概要
化学遺産委員会では、2009年度から化学関連の文化遺産あるいは産業遺産の中で特に歴史的に高い価値を有する貴重な資料を認定する『化学遺産認定制度』を開始し、これまでに15回67件を認定・顕彰しました。2024年度も前年度同様に化学遺産認定候補を一般市民・会員諸氏より公募するとともに、委員会でも認定候補として相応しいものを選定し、対象候補件の調査・検証作業を行い、5件を認定することになりました。今回の市民講座では、本年度の化学遺産として認定した5件の具体的な内容を紹介します。

■お申込み
Peatixウェブサイト:https://dai18-kagakuisan.peatix.com/
初めてご利用の方は、こちら をご一読の上、お手続きをお願いいたします。お申込の際には、Peatixアカウントの作成か、Twitter、Facebook、Google アカウントのいずれかでログインが必要です。

■現地受付/視聴方法に関する重要なお知らせ
4月4日12:00までにご登録いただいた皆様には、peatixメッセージにて当日の現地受付のご案内やZoom参加の場合の視聴URLをお送りします。それ以降にお申込みの方につきましては、オンラインのみとしpeatixの本イベントチケットから視聴URLへアクセスください。

■プログラム
13:10- 開場

13:25-13:28 開会挨拶・司会進行
         宮村一夫氏(化学遺産委員会委員長/東京理科大学)

13:30-13:55 光学ガラス製造に貢献した高松亭の実験ノート
         本庄孝子氏(元産業技術総合研究所 関西センター 主任研究員)

14:00-14:25 国内初「トール油精留プラントの完成」に導いたパイロットプラント
         谷中一朗氏(ハリマ化成グループ株式会社 専務取締役兼専務執行役員、
               研究開発カンパニー長)

14:30-14:55 ピッチ系炭素繊維の開発物語
         尾崎純一氏(群馬大学理工学部 教授)

15:00-15:25 世界に先駆けた家庭用殺虫剤の展開
         田島慶三氏(日本化学会フェロー)

15:30-15:55 緒方洪庵の薬箱が語る世界:最先端医療への挑戦
          髙橋京子氏(大阪大学総合学術博物館・適塾記念センター 招へい教授)

15:57-16:00 閉会挨拶
         宮村一夫氏(化学遺産委員会委員長/東京理科大学)

※質疑応答は各講演後5分程度お時間をもうけさせていただきます。挙手、あるいはチャットにてご質問ください。

■禁止事項
本講座は,申込者本人のみの視聴に限らせていただきます。下記の行為は固く禁じます。
– Zoomの接続先URLの転送
– 視聴中の撮影・録音
– 資料の再配布

■お問い合わせ先
イベントの内容について:日本化学会事務局  田中/河瀬
E-mail:chemarch@chemistry.or.jp
取材希望の方は pr@chemistry.or.jp 宛にご連絡をお願いします。 担当 飛渡

チケットシステム(Peatix)について:
サポートダイヤル0120-777-581(土日祝日,年末年始,GWを除く10:00~18:00)もしくは、フォーム にて、お問い合わせください。

次期役員選挙開票結果(報告)

 先にご報告した通り,2024年8月12日付選挙管理委員会公示に基づき,次期役員立候補者の推薦を受け付け,立候補者が確定しました。立候補者は,会長1名(定数1名),理事14名(定数12名),監事2名(定数2名)となりました。
 役員選挙に関する内規第2条に従い,会長と監事は,立候補者の数が定数と同じであるため無投票当選となりました。
 会長・監事に当選した人は,次の通りです。

  会長: 菊池好行
  監事: 小澤健志,須田千晶

 理事については,2024年11月13日付選挙管理委員会公示に基づいて投票を実施し(投票期間:2025年1月10日〜1月30日),2025年2月12日に田中浩朗事務局担当理事立ち会いのもと開票を行いました。開票結果は次の通りです。

  投票総数:  93
  有効投票数: 92
  無効投票数:  1
  立候補者数: 14
  当選者数:  12

  理事
   当選 田中 浩朗  82票
   当選 吉本 秀之  80票
   当選 河野 俊哉  73票
   当選 和田 正法  73票
   当選 新井 和孝  72票
   当選 山口 まり  70票
   当選 工藤 璃輝  68票
   当選 楠  正夫  65票
   当選 渡部 智博  64票
   当選 山中 千尋  63票
   当選 小林 真実子 54票
   当選 遠藤 瑞己  47票
      松岡 雅忠  40票
      平野 恭平  35票

 これにより,理事の当選者を次の通り確定しました。

  理事:新井和孝,遠藤瑞己,楠 正夫,工藤璃輝,河野俊哉,小林真実子,
     田中浩朗,山口まり,山中千尋,吉本秀之,渡部智博,和田正法

  2025年2月12日
                  選挙管理委員会(飯島亜衣,内田正夫)

次期役員選挙の結果(公示)

選挙管理委員会による公示を掲載します。(事務局)

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次期役員選挙の結果(公示)

 2024年8月12日付選挙管理委員会公示に基づき,次期役員立候補者の推薦を受け付け,立候補者が確定しました。立候補者は,会長1名(定数1名),理事14名(定数12 名),監事2名(定数2名)となりました。
 役員選挙に関する内規第2条に従い,会長と監事は,立候補者の数が定数と同じであるため無投票当選となりました。
 理事については,2024年11月13日付選挙管理委員会公示に基づいて投票を実施し(投票期間:2025年1月10日〜1月30日),2025年2月12日に開票を行いました。開票の結果理事に当選した人は次の通りです。無投票当選となった会長・監事と併せて掲載します(役職別50音順)。
  会長:菊池好行
  理事:新井和孝,遠藤瑞己,楠 正夫,工藤璃輝,河野俊哉,小林真実子,田中浩朗, 
     山口まり,山中千尋,吉本秀之,渡部智博,和田正法
  監事:小澤健志,須田千晶
    2025年2月12日
                      選挙管理委員会(飯島亜衣,内田正夫)

(事務局注)次期役員の任期は,2025年4月1日から2027年3月31日までです。なお,開票結果は会員専用ページに掲載しています(本サイトへのユーザー登録が必要)。

化学史学会によるSNS運用開始のお知らせ

化学史学会では2025年1月より、X(旧Twitter)及びFacebookの化学史学会公式アカウントを開設し、
SNSによる広報活動を開始いたしました。
X及びFacebookでは、主にホームページに掲載されている新着情報をお知らせしております。
各SNSのアカウントをお持ちの方は、下記URLより化学史学会公式アカウントをご覧になれます。
ぜひご利用ください。

化学史学会X公式アカウント
https://x.com/bakegakushi

化学史学会Facebook公式アカウント
https://www.facebook.com/profile.php?id=61571368963010

「日本の科学・研究」に関する調査アンケート(Web)

化学史学会が協力学術研究団体となっている日本学術会議より,下記の調査アンケートへの協力依頼が参りましたので,会員の皆様にお知らせ致します。(事務局)

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【「日本の科学・研究」に関する調査アンケート(Web)】

1.調査目的
 近年、日本の研究力低下が指摘されており、その要因として「研究時間の減
少」「基盤的経費の減少」「不安定な雇用」などが挙げられています。本調査で
は、研究現場の現状と課題を分析し、社会に広く発信することで、研究環境の
改善や日本の科学・研究の発展に貢献することを目的としています。

2.アンケートサイト
(1)URL(以下のリンクよりご回答ください。回答は任意です。)
  https://forms.nhk.jp/jfe/form/SV_3fVfcVi9jbw27uS
(2)調査対象:研究者(学部生・大学院生、ポスドク等を含む)
(3)所要時間:10分程度
(4)回答締切:2025年2月28日(金)

3.結果の公開
 アンケートの結果は、NHKの番組制作に活用され、公共放送を通じて広く社
会に発信されます。また、若手アカデミーにおいて学術的な分析を行い、これ
に基づいた提案を政策担当者や研究関係者と共有し、より良い科学技術・学術
政策の実現に向けて積極的に活用していきます。

 みなさまの研究現場の実情を反映させるため、多くのご意見をお寄せいただ
ければ幸いです。

                <アンケート問い合わせ先>
                日本学術会議若手アカデミー代表 小野悠
                E-mail:ono.haruka.ac*tut.jp
                ※送信の際には*を@に置き換えてください

次期役員選挙について(会告)

選挙管理委員会による会告を掲載します。(事務局)

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次期役員選挙について

 2024年8月12日付選挙管理委員会公示に基づき,次期役員立候補者の推薦を受け付け,立候補者が確定しました。立候補者は,会長1名(定数1名),理事14名(定数12名),監事2名(定数2名)となりました。 続きを読む »

クラウドファンディング:【小樽商科大学】榎本武揚が書き記した石鹸製造レシピで復刻した石鹸を届けたい

醍醐龍馬会員と沼田ゆかり会員から,昨年度年会で発表され,会誌に論文が掲載された榎本武揚の石鹸に関するクラウドファンディングの情報をいただきましたので,会員のみなさまにお知らせします。(事務局)

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商大発!歴史と化学の融合で現代に甦る 榎本石鹸プロジェクト

期間:2024年11月1日〜2024年12月1日00:00

目標金額:3,000,000円

プロジェクト主体:小樽商科大学

「榎本石鹸」プロジェクトのスケジュール
令和6年9月 ミニサイズ石鹸・ギフトボックスの開発
令和6年10月 クラウドファンディングの告知、PR活動実施
        ・本学HP、SNSや緑丘会への告知
        ・SAVON de SIESTA顧客への告知
令和6年11月 クラウドファンディングの実施(11/1~11/30の1か月間)
令和6年12月 商品用カタログの制作
令和7年2月下旬 石鹸の完成
令和7年3月上旬 石鹸(リターン)の発送
令和7年4月以降商品発売

詳しくは,こちらのウェブサイトをご参照ください。

関連論文:醍醐龍馬・沼田ゆかり「榎本武揚の化学者的特性―石鹸製造への関心を中心に―」『化学史研究』第51巻(2024): 121-142

 

CHCMS Early Career Lecture Award – Call for Nominations (締切:12/30)

菊池好行会長より,以下の情報が寄せられましたので,会員の皆様にお知らせします。(事務局)

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The Commission on the History of Chemistry and Molecular Sciences (CHCMS)

The Commission on the History of Chemistry and Molecular Sciences (CHCMS) is one of the historical commissions of the Division for the History of Science and Technology (DHST) of the International Union for the History and Philosophy of Science and Technology (IUHPST).

The Commission on the History of Modern Chemistry was established in 1997 to support and promote research on the history of modern chemistry with particular emphasis on twentieth-century chemistry. In 2017, the commission changed its name and expanded its purview to the molecular sciences, broadly construed, including areas of interest such as materials sciences, life sciences and environmental science. It then also expanded its time-scope to periods other than the twentieth century.

For more details on the CHCMS, see website.

The CHCMS Early Career Lecture Award

One of the missions of the CHCMS is the support and the fostering of a younger generation of scholars in the field of the history of chemical and molecular sciences and technologies.

To that aim the CHCMS is setting up a “CHCMS Early Career Lecture” award that is meant to highlight original work and innovative methods and perspectives in the field. The Lecture will be given at the biennial International Conferences on the History of Chemistry (ICHC).

For the 2025 edition, the awardee will be invited as guest at the 14ICHC which is taking place in Valencia, Spain, June 11-14, 2025. The awardee will also commit to an interview to be shared through the CHCMS website and YouTube channel.

Criteria: who is considered an early career scholar?

The nominees must have obtained their PhD within the last 10 years and be aged 40 or less by the time of the nomination. The application of these criteria under special circumstances (such as parental leave or change of career for instance) will be left to the discretion of the Selection Committee.

Selection procedure

Nomination will include a short presentation making the case for the nominee’s work in the context of the present and future state of the field, a full CV, a sample of the three most important publications, and a list of two referees. In particular, the nominator(s) should clearly argue in the short presentation how the nominee’s work and publications are bringing new insights, using original methodologies, providing fresh approaches and novel perspectives in the field of history of chemistry and the molecular sciences.
Self-nominations are not accepted.

Nominations should be sent to bvantiggelen@sciencehistory.org no later than December 30, 2024. The CHCMS Early Career Lecturer will be announced in February 2025.

(PDF file)