サイエンス・カフェ「科学史サロン2010」

趣旨:ローマ神話の「ヤヌス」は2つの顔を持っていたという。片や過去を見つめ、片や未来を見つめた顔だったのであろう。科学史を語ることは過去の科学や技術の発展を見つめることによって、今後の科学や技術の発展の行く末を見通すことになるのではないでしょうか。そのような想いで、談論風発のサイエンス・カフェを企画いたしました。多くの方々にご参加頂き、自由に話し合っていただきたいと願っています。

場所:東京工業大学、南8号館、623号室
日時:下記
主催: 東京工業大学 国際高分子基礎研究センター

1. 4月23日(金) 17:00-19:00
講師;内田正夫(和光大学)
講演題目;「pHメータの発明者、アーノルド・ベックマンの生涯――機器分析の時代をひらいた人」
参考:内田正夫、化学と教育、57、pp510-513, 2009.

2. 5月21日(金) 17:00-19:00
講師;平沖敏文(北海道大学 工学部)
「NMRとVarian」:
参考:E.ギンツトン著、大沢寿一訳、『われら電子を加速せり』、岩波書店、1997.

3. 6月18日(金) 17:00-19:00
講師;竹添秀男(東京工業大学大学院理工学研究科有機・高分子物質専攻教授)
講演題目;「液晶の発見史と液晶ディスプレイの発展史」

4. 7月23日(金) 17:00-19:00
講師;光川 寛(東京工業大学 国際高分子基礎研究センター特任教授)
講演題目;「環境エネルギーと行政」

5. 9月24日(金) 17:00-19:00 ←日程を変更しました(4/6)
講師:古川 安(日本大学)
講演題目;「喜多源逸と京大工業化学の伝統」
日本の高分子学の先駆者櫻田一郎は喜多源逸の直弟子です。櫻田、李升基、岡村誠三ら京大の高分子化学の人たち、ビニロン の話を絡めた話題

情報元:http://www.icms.titech.ac.jp/Japanese/Information/2010/salon.html