投稿者: admin

年会のUstream配信について

2013年度化学史研究発表会(化学史学会年会)の下記プログラムにてUstream生中継を行う予定です。

2013年7月7日(日)

9:30〜12:00
 シンポジウム「20世紀日本化学史」

 ・梶雅範(東京工業大学)「日本化学史の課題」
 ・大野誠(愛知県立大学)「20世紀イギリスにおけるエリート科学者の輩出基盤」
 ・古川安(日本大学)「福井謙一と日本の量子化学」 
 ・内田正夫(和光大学)「化学遺産」

13:00〜14:00 特別講演(一般公開,無料)
 亀山哲也「化学史学会—創設から40年—」

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※なお,まだUstream中継には不慣れなため,予告なく中断または中止することがありますことをご了承ください。

東京電機大学所蔵 山岡文庫展示のお知らせ

山岡文庫今年度の年会開催にあわせて,東京電機大学が所蔵する「山岡文庫」の一部資料を図書館1階に展示します(なお,クラークコレクションと科学技術和本文庫は展示いたしません)。一般の方が図書館に入館するには許可が必要ですが,年会参加者には来客用入館カードをお貸しいたしますので,年会開催中(日曜日も可)見学することができます。詳しいことは,年会でお渡しする資料でお知らせする予定です。

参考:【学生・教職員対象】特別コレクション「山岡文庫」展示(大学ウェブサイト)
※リンク先の情報には,年会開催中は,年会会場受付にも一部展示するとありますが,予定変更によりポスターのみの掲示となります。

 

2013年度化学史研究発表会(年会)

2013年度化学史研究発表会ポスター日 時 2013年7月6日(土)・7日(日)

会 場 東京電機大学 東京千住キャンパス 1号館2階 1205セミナー室 会場への行き方はこちら
    〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番
    (年会準備委員 田中浩朗理事) 続きを読む »

『化学史研究』第40巻第2号(2013.6)

会誌『化学史研究』第40巻第2号(通巻第143号)が発行されました(2013.6.15発行)。

目次

[技術史シリーズ]台信富寿「明治・大正期におけるセメント製造技術の変遷(1) 我が国におけるセメント製造方式の変遷」第40巻(2013): 51-61

[技術史シリーズ]台信富寿「明治・大正期におけるセメント製造技術の変遷(2) 小野田セメントにおけるセメントの品質推移」第40巻(2013): 62-73

[紹介] 中尾暁・藤本大士・住田朋久・ 坂本邦暢・矢野厚・ 柴田和宏「 Isis特集:応用科学」第40巻(2013): 74-76

[紹介] 柴田和宏・坂本邦暢・下野葉月・藤本大士・松村一志・山口まり「Kusukawa, Picturing the Book of Nature」第40巻(2013): 76-79

[紹介]新井和孝「『風雪の百年 チッソ株式会社史』 」第40巻(2013): 79-80

[年会特集]「詳細プログラム」第40巻(2013): 81

[年会特集]亀山哲也「化学史学会―創設から40年―」第40巻(2013): 82-83

[年会特集]吉本秀之「ハリス『技術事典』の起源」第40巻(2013): 84-85

[年会特集]河野俊哉「18世紀の百科事典における「化学」」第40巻(2013): 86-87

[年会特集]寺田元一「『百科全書』と化学」第40巻(2013): 88-89

[年会特集]岡本拓司「科学・技術・倫理百科事典の翻訳・編集について」第40巻(2013): 90-91

[年会特集]大野誠「『化学史事典』編纂の現状と今後」第40巻(2013): 92-93

[年会特集]梶雅範「日本化学の転換点としての1930~60年代」第40巻(2013): 94-95

[年会特集]大野誠「20世紀イギリスにおけるエリート科学者の輩出基盤」第40巻(2013): 96-97

[年会特集]古川安「福井謙一と日本の量子化学」第40巻(2013): 98-99

[年会特集]内田正夫「日本化学会認定「化学遺産」で語る日本の化学史・化学技術史」第40巻(2013): 100

[年会特集]北原文雄「ミセル誕生100年を迎えて――「ミセルの化学史:後編」の試み」第40巻(2013): 101

[年会特集]五島綾子「ナノテクノロジーの化学史(1)ナノテクノロジーの萌芽とその背景」第40巻(2013): 102

[年会特集]亀井修・大田博樹「産業技術史資料情報の社会的な知としての共有化について――「技術の系統化調査・農薬」を中心にして」第40巻(2013): 103

[年会特集]島原健三「事例研究・小学会の誕生まで――日本キチン・キトサン学会の場合」第40巻(2013): 104

[年会特集]伊藤一男「ドイツ化学史の旅(4)――わが国近代化学の源流はリービッヒ学派にあり」第40巻(2013): 105

[年会特集]中辻慎一「Paul Friedlaenderの生涯と研究について」第40巻(2013): 106

[年会特集]Yona Siderer「19世紀中葉の日本における化学言語の発展(英語)」第40巻(2013): 107

[年会特集]山口真「Duschinskyの足跡と光化学(その2)」第40巻(2013): 108

[年会特集]黒田光太郎「電子顕微鏡法の化学物質研究への展開」第40巻(2013): 109

[年会特集]原宏「オゾンとRobert Angus Smith」第40巻(2013): 110-111
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 会員  1500円
 非会員 2500円
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『化学史研究』第40巻第1号(2013.3)

会誌『化学史研究』第40巻第1号(通巻第142号)が発行されました(2013.3.15発行)。

目次

[論文]川島慶子「科学アカデミーに挑んだ女:エミリー・デュ・シャトレと『火の論文』出版の意味」第40巻(2013): 1-19

[総説]川島慶子「ジェンダーの視点から見た、「科学者」マリー・キュリーの「成功」」第40巻(2013): 20-33

[総説]大野誠「プロソポグラフィ考」第40巻(2013): 34-41

[広場]古谷圭一「分析機器・科学機器遺産認定制度の発足」第40巻(2013): 42-45

[紹介] 柴田和宏・工藤璃輝・ 坂本邦暢「 Isis特集:科学における教科書」第40巻(2013): 46-47

[紹介]大野誠「The Correspondence of Joseph Black 」第40巻(2013): 47-48

[紹介]古谷圭一「ハミルトン『電気事始め マイケル・ファラデーの生涯』」第40巻(2013): 48-49

[ニュース]内田正夫「イギリス王立化学会歴史グループ(RSCHG)ニュースレターの電子化」第40巻(2013): 49

化学への招待―講演会 「元素の発見と同定―1世紀前,そして現在」

日本化学会関東支部が下記のような講演会を開催するそうです(事務局)。

化学への招待―講演会 「元素の発見と同定―1世紀前,そして現在」
会期 2013年2月2日(土)14時~16時15分
会場 日本化学会7階ホール(東京都千代田区神田駿河台1-5)
〔アクセス〕JR・地下鉄「御茶ノ水」徒歩3分

 先日の理研による113番元素検出に関する新しい報告が世界的に注目を集めています。新元素かどうかを判断する決定的な基準は,高校の化学でも早い時期に学ぶ「原子番号」ですが,これが実験的に確立されたのがちょうど1世紀前のことです。この機会に,新元素発見をテーマに取り上げ,約1世紀前になされた原子番号の確立に関連した話題とあわせて講演して戴きます。

①講演「化学元素の考え方の転換、原子番号の発見まで─ラヴォワジエ、メンデレーエフ、モーズレー」
東京工業大学 梶 雅範先生
(14時00分~15時00分)
化学の中心概念である化学元素の考え方の変遷について、歴史的に概観する。18世紀末にラヴォワジエが近代的な元素概念を提出してから、メンデレーエフによる元素の周期律発見を経て、20世紀初頭のモーズレーによる原子番号発見までの元素概念の歴史を、ラヴォワジエ的段階、メンデレーエフ的段階、モーズリー的段階と三段階で捉えてみる。

②講演「新発見の113番元素」
理化学研究所 森田浩介先生
(15時15分~16時15分)
原子番号が94を超える元素はすべて人工合成によって発見された。また地球上の物質から発見された94種類の元素のうち、天然の物質から発見される以前に人工合成によって発見された元素が5種類ある。現在は118種類の元素の存在が報告されているが、名前の付いている元素はそのうち114種類。1~112番までの元素と114、116番元素である。新元素はどのように作られるのか?元素の名前はどう決まっているのか?と言ったことをお話しする。

講演50分・質疑応答10分

対象  高校生,中学・高校教員,大学生・一般市民
参加費  無料
定員 120名(先着順)

詳しくは、日本化学会関東支部のウェブサイトをご覧ください。

第7回化学遺産市民公開講座(2013)

日時:2013年3 月 24 日(日) 13 時 30 分~ 16 時 50 分
場所:立命館大学びわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市野路東 1 丁目 1-1) ※日本化学会第93春季年会の一行事です。
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『化学史研究』第39巻第4号(2012.12)

会誌『化学史研究』第39巻第4号(通巻第141号)が発行されました(2012.12.15発行)。

目次

[総説]川島慶子「山田延男と湯浅年子:キュリー家の人々に師事したふたりの日本人科学者」第39巻(2012): 179-190

[資料]沖久也「グリフィス講述『化学筆記』」第39巻(2012): 191-198

[広場]小澤健志「お雇い独逸人化学及び鉱物学教師 C. シェンクの後半生」第39巻(2012): 199-202

[広場]渡部智博・河野俊哉「2011年化学史研修会報告」第39巻(2012): 203-205

[広場]田中浩朗「化学史学会の動画活用について」第39巻(2012): 206-207

[会報]「2012年総会報告」第39巻(2012): 208-209

[追悼]小塩玄也「藤井清久氏を悼む」第39巻(2012): 210-214

[紹介]吉本秀之「エッセイレビュー:中川保雄『放射線被曝の歴史』 」第39巻(2012): 215-219

[紹介]柴田和宏・下野葉月・坂本邦暢「特集「錬金術と科学史」ISIS 102(2011)」第39巻(2012): 220-222

[紹介]吉田晃「ブロック『化学の歴史 II』 」第39巻(2012): 222-223

[紹介]新井和孝「西條敏美『測り方の科学史II 原子から素粒子へ』」第39巻(2012): 223

[紹介]園部利彦「サム・キーン『スプーンと元素周期表』」第39巻(2012): 223-224

[紹介]小松丈晃「松本三和夫『テクノサイエンス・リスクと社会学』」第39巻(2012): 224-227

第5回環境教育講演会

テーマ:東日本大震災にかかわる環境問題 ~子ども達に伝えたい今とこれから~
主催 日本化学会 環境・安全推進委員会
会期:平成 24 年 10 月 6 日(土)13:00~17:00
会場:化学会館会議室(東京都千代田区神田駿河台 1-5)
JR 御茶ノ水駅・丸ノ内線 御茶ノ水駅・千代田線 新御茶ノ水駅 下車徒歩 5 分
募集人員:100 名
趣旨
2011 年 3 月 11 日の東日本大震災によって,建物の倒壊,地盤沈下,耕作地の塩害など東北地方を中心に甚大な被害がもたらされました。また東京電力福島第一原子力発電所の事故によって環境に放出された放射性物質は広範囲にわたって拡散し,健康被害および生態系への影響が懸念されています。しかし一方で,これらの被害状況を正確に知り,今後の対策を行うことは難しいのが現状です。初中等教育現場においては,このような時代を生きこれからの将来を担う子ども達に,正確な情報を伝え,科学的根拠に基づいてどのように行動すべきかを考えさせることは,きわめて重要です。本講演会ではこのような現状をふまえ,各分野において最前線でご活躍されている先生方に,津波による塩害,瓦礫処理に伴うアスベスト飛散,環境中(陸域・海洋)での放射性物質の動向についてご講演いただき,この東日本大震災にかかわる環境問題の現状を学び,環境安全教育のあり方について考えていきたいと思います。

タイムスケジュール
13:00-13:05 はじめに
 環境・安全推進委員会教育小委員会委員長 大河内 博
13:05-13:55 講演 1『仙台平野穀倉地帯復活に向けて-塩害耕作地に対する地産地消型浄化資材の開発-』
 早稲田大学創造理工学部環境資源工学科教授 香村 一夫
14:05-14:55 講演 2『震災復旧・復興作業におけるアスベスト飛散状況の実態』
 早稲田大学創造理工学部環境資源工学科教授 名古屋 俊士
15:10-16:00 講演 3『環境中の放射線と福島第一原発事故の影響』
 放射線医学総合研究所福島復興支援本部 環境動態・影響プロジェクトプロジェクトリーダー 吉田 聡
16:10-17:00 講演 4『海洋の放射能汚染:過去の歴史と福島事故による放射能汚染の実態』
 埼玉大学地圏科学研究センター客員教授 上智大学理工学部物質生命理工学科客員教授 廣瀬 勝己

対象:初中等教育現場で環境教育を担う教員,環境問題に取り組む企業技術者・研究者,環境問題の最新情報を求める一般社会人,環境問題の全体像把握を目指す学生・生徒など。
参加費:無料。講演資料代 1,000 円(当日払い)。
申 込 方 法 : 日 本 化 学 会 環 境 安 全 推 進 委 員 会 の ペ ー ジ か ら お 申 し 込 み い た だ け ま す
http://www.csj.jp/es/index.html)。E-MAIL での場合は「10/6 環境教育講演会 出席」と表記し,氏名・所属・連絡先住所・電話番号・FAX 番号・E-mail・会員/非会員の別、
講演資料の要・不要を明記の上お申し込みください。なお,講演資料代の銀行払い・請求書をご希望の節は,その旨をお書き添えください。
申込先:日本化学会企画部 担当:美園・田中 E-mail:env_safe@chemistry.or.jp

上記情報のpdfファイル

『化学史研究』第39巻第3号(2012.9)

会誌『化学史研究』第39巻第3号(通巻第140号)が発行されました(2012.9.15発行)。

目次

[総説]北原文雄「グレアムのコロイドとその系譜」第39巻(2012): 119-132

[総説]川島慶子「科学アカデミー院長:エカテリーナ・ダーシコワ(啓蒙期ヨーロッパにおける科学アカデミーと女性、その1)」第39巻(2012): 133-149

[総説]川島慶子「科学アカデミー会員:ラウラ・バッシとイタリアの才女たち(啓蒙期ヨーロッパにおける科学アカデミーと女性、その2)」第39巻(2012): 150-164

[広場]渡邉慶昭「19世紀中葉の実験器具」第39巻(2012): 165-169

[紹介]新井和孝「西條敏美『測り方の科学史 I : 地球から宇宙へ 」第39巻(2012): 170

[紹介]猪野修治「西尾成子『科学ジャーナリズムの先駆者 評伝 石原純』」第39巻(2012): 170-173

[紹介]渡邉慶昭「Susanne Poth, Carl Remigius Fresenius (1818-1897) 」第39巻(2012): 173-174

[紹介]渡邉慶昭「D.S. Nickell( ed.), Guidebook for the Scientific Traveler 」第39巻(2012): 174-175

[資料]「博士論文概要(菊地原洋平)」 第39巻(2012): 176-177

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